税務調査
2007/11/24 19:49
先日、税務署から一本の電話が・・・。
「あ、こちら○○税務署の○○と申します。
じつはですね、○○様の事業内容を詳しく聞かせていただこうと思いまして。
丸々一日空いている日などありますでしょうかねぇ?
○日なんて空いてます?」
というような感じだったと思います。
ふとこのときオリエンタルラジオの週間経済白書の、あの税務調査の再現ドラマがふと頭に浮かびました。
(な・・・なんで・・・?
なにもしてないのに・・・)
「○日なら空いてますけれど、あいにく丸一日は・・・」
「あ、そうですか。
じゃぁ、まぁ、時間がなければ別の日に別けてって感じでかまわないでしょうか?」
「はぁ・・・。
えーっと、何か用意しておくものとかあります?
たとえば、帳簿とか・・・。預金出納帳とか」
「あぁ、そういったものがあれば、まぁ、すぐ終わると思いますよ。
あとはまぁ、ちょっとパソコンの中とかメールとか見せてもらったり」
こんな感じで電話を切りました。
うーん。いったいなんで・・・。
こうしていよいよ指定した日にちが迫るのでした。
税務調査の用意
別に私はやましいことをしていたつもりはありませんが、逆に言えば怪しいことをしていないという証明をしなければなりません。
それと私が気にかけていたのは、去年の申告は全くなにもわからない状態で手探りで書き上げたので、もしかしたら何かしらミスをしてしまってないか・・・ということ。
というわけで、やよいの青色申告に入力した帳簿をプリントアウトし、さらに事業用として使っているジャパンネット銀行の取引明細を平成16年度までさかのぼってプリントアウトしました。
後で書きますがこれは正解でした。
UFJなんかはブラウザで見ることが出来る期間は現在から2ヶ月前までなので、こうしたジャパンネット銀行のサービスは助かります。
まぁ、その分通帳ってものがないわけですが・・・。
それ以外も、別に口座を持っていればその口座の通帳を用意しておくとよいと思います。
私の場合、実は別にUFJの口座を持っていたんですけれど、通帳を無くしてしまって再発行を頼んでおいたんですね。
ところが、税務調査の日にちに間に合わなくて・・・。
税務署がやってきた
さて、電話では9時過ぎあたりにお邪魔します。なんて言ってたので、時間が来るまで悠々と構えていたんですけれど、実際は8時45分ぐらいには税務署の方が訪問してきました。
とりあえず、私の部屋(仕事場も兼ねている)は小さいし散らかっているので客間に上がってもらいました。
プリントアウトした書類をすべて紙袋の中に入れ、いざ対面。
税務署の方は二人でした。
若かったですね。20代半ば・・・といったところでしょうか。
非常に低姿勢で、端から見たらどこかの営業マンか銀行員かと見間違えるほど。
何を聞かれる?
さて、今回は何を調査されるのか、何を聞かれるのか全くわからなかったので、とりあえず話を聞いてみることに。
今回訪問したのは次の2点を詳しく聞きたいと言うことでした。
1.事業内容の説明
2.過去にさかのぼって他に収入がないか
事業内容の説明ですが、アフィリエイトはやっているか。また、サイトの訪問者数といくつぐらいサイトをもっているか・・・と言うような内容でした。
どうも、税務署の方でもアフィリエイトやオークションといったネット専用の事業の専門家がいるようで、ASPや仕組みもかなり詳しそうです。
またネットに関してもわりと明るいようで、ブログやどれくらいのアクセス数なら繁栄しているのか・・・ということは十分理解しているようでした。
私は自宅サーバーを立ち上げているので、そこで運営しているサイトやサイトの内容、またブログも含め20コぐらい運営しているけれど、そのうちのきちんと管理しているものは7~8コ程度だ。ということ。
そして、アフィリエイトはほとんどやってないと。
そんなことを世間話程度に話ながら進んでいきました。
各サイトを立ち上げた時期や、サイトの名前等をメモしていましたね。
ただ、すべてじゃなくて1~3コ程度、代表的なサイトだけを話しただけですが。
銀行の取引明細
後は、過去にさかのぼってアヤシイ?所得がないかどうかのチェックと、簡単な請求書と振り込まれた額のチェックをされるぐらいでした。
私が事業を立ち上げたのは平成18年度なんですけれど、平成17年度や平成16年度はほとんどヤフーオークションのやりとり、しかも買う側の立場の取引ばかりだったので、税務署の人もパラパラ見て、「ほとんどやりとりはないみたいですね~」なんて言うにとどまりました。
アフィリエイトの成果
アフィリエイトをやっている場合は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)ごとに帳簿をプリントアウトしておき、なおかつ各管理画面に表示される支払い履歴や、成果報酬額も一緒にプリントアウトしておくとよいと思います。
バリューコマース以外は、ほとんど1枚で済むでしょうし。
ただやっかいなのが、googleのアドセンスと、アマゾンでしょうか。
税務署もこの二つのASPについてはよく知っているようで、管理画面をプリントアウトしておいた用紙をお互い眺めていたんですけれど、「ほんとわかりにくいですよね~」なんて・・・。
googleなんかはドルで成果が確定し、振り込むときに円に変換するので非常に複雑なんですよね。
もう一人の方が計算機で、一生懸命計算していましたが、単にだいたい(?)額が会ってるかな・・・程度のチェックでした。
パソコンの中身を見られる?
1時間ほどこうした話をしたんですけれど、最後にパソコンの中身とメールを見たい。ということなんで、渋々(?)私の部屋に・・・。
パソコンを立ち上げると、ゲゲゲの鬼太郎のサイトが画面一面に・・・。
あぁ、しまった・・・・
よかった。もっと変なサイト見てたらどうなってただろう・・・。
パソコンの中身をみられると言っても、実際にはどんなサイトを運営しているか見せて、後はメールですね。
私の場合は、ヤフーメールとGメールしか使ってないので、受信メールの一覧をちらっと見せて、あとはASPからのメールですね。
「契約」とかというフォルダを作っていたので、「この契約って言うフォルダの中見てもいいですか?」みたいな事を言われて・・・。うーん。それぐらいかな。
アフィリエイトは請求書や売上の金額をメールでやりとりすることはほとんど無いので、そういった説明をして、あとは「メールも広告ばっかで困っちゃうんですよね~」なんて事を言いながらいくつかメールの内容を見せるにとどまりました。
帳簿の押収?
さて、こんな感じで進んでいったんですけれど、終始和やかな雰囲気。
最終的に、帳簿やら通帳を持ち帰りたいので。ということだったんで、後は税務署で色々調べるようです。
私の場合は平成18年度は白色申告だったんですけれど、やよいの青色申告を使っていたため、青色申告のそれも複式簿記で帳簿をしていたので、税務署とのやりとりもあっという間に終わりましたね。
白色申告の記帳義務
実は、白色申告でも記帳義務はあります。
ただ、法的に罰則がないというだけで、基本的には帳簿はつける必要があります。
ただし、複式簿記のような「いつ、どこから、いくら売上が発生」とか「いつ、どこへ、いくら経費を使った」というような細かい記帳はする必要はありません。
なぜ私が?
今回の税務調査の最大の疑問。
なぜ私のところに??
すごい収入があったわけでもないし・・・。
知人には、数百万程度の収入じゃ絶対こないよ。なんて耳にしてたんで、なんで???
ここ数年、ネットによる収入が非常に増え、また、無申告の人も非常に多いようです。
ネットの掲示板やニュースでも、稼いでいる人は数千万単位だそうです。
また、100万もいかないから。ということで無申告のまま数年に渡って脱税している人も多いようです。
オークション
たとえば・・・
今回も通帳を税務署の方と眺めていて気が付いたんですけれど、オークション。
私なんかはもっぱら買うばかりですが、オークションでも1年間に20万円を超えるような取引(売った場合)は注意が必要です。
※ 無職や専用主婦の場合は、38万円。ただし、経費を引いた額
オークションでも、たま~に中古品を売る場合はかまわないんですけれど、定期的に売る立場になり、なおかつ数十万円程度の収入があった場合は申告しないとなりません。
申告をしないと
掲示板等を眺めていると、数十万程度の収入があったにもかかわらず無申告でいる人が多いようです。
実際には申告しようにも何をしていいのかわからない。という理由で無申告でいる人が多いと思うんですけれど、私も確定申告をする数日前までそんな状態でした。
申告したいけれど、さっぱり税金なんてわからないし、ましてや帳簿なんて・・・。
ところが今回の調査でもわかる通り、税務署のチェックは厳しくなっていると思います。
特にアフィリエイトなんかは、調べればばれますし、ばれた後の追徴課税やら罰則を考えると絶対まじめに申告しておいた方がベスト!
数十万、数百万程度の収入だったら、やよいの青色申告と、そして私のこのサイトの説明だけで十分仕上げることが出来るはずです。
事実、私も先ほどから平成19年度分の帳簿をつけてるんですけれど、このままいけば3日もあれば終わるでしょう。(ただ、かなり忘れてますが・・・)
毎日毎日かかってくる電話にびくびくしながら生活するよりは、ずーっと気が楽です。
税務調査の結末 後日談
ここからは追加です。
結局忘れた頃から再び税務署から電話がかかってきました。
特に問題があることはなかったのでお借りした資料をお返しします。
ということだけで済んでしまいました。
結局、税務調査はアヤシイ事業所だけではなく、ほぼどの会社でも来るものだと思っていればまちがいないと思います。
また、当然所得隠し等をおこなっていなければ全然焦る必要はないでしょう。
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