会計ソフトとは?
2007/02/01 13:42
私がはじめて確定申告について意識しだしたのは、つい2週間前の事でした。
事業自体は平成18年1月1日からはじめましたが、正直税金を納めるほど収益を上げるなんて全く考えていませんでしたし、申告するにしても何をどうやっていいかすらよくわかりませんでした。
年度も変わり、何気なくトップアフィリエイター達のブログを眺めていると、「確定申告をします」というようなことが書かれていました。
そこではじめて私が確定申告という壁に突き当たった(巡り会った?)わけです。
しかも、年度が変わってもうそろそろ確定申告を受け付けるという時期に・・・。
会計ソフトとの出会い
私はどちらかというと職人タイプの仕事ばかりで、しかも典型的な理系。
経理や税金の世界は全く覗いたこともなかったので、いざ確定申告をしようにも何をどうしたらいいのかさっぱりわかりません。
ネットで調べようにも、本人達は細かく砕いて説明しているんでしょうが、何が書いてあるのかちんぷんかんぷん。
はっきり言って逃げ出したかったです。(笑
もう、申告もしないで給与所得者に戻ろう・・・。本気でそう思ったぐらいでした。
おそらく、同じように確定申告について調べようと思ってこの記事を読んでいる人は、まさに同じ気持ちなんじゃないでしょうか。
自分は頭が悪いんだろうか。
そう信じかけていました。(笑
とはいっても、何も手をこまねいているわけにもいきません。
色々な本をぱらぱらとめくっていると、どうも初心者は会計ソフトを入れた方が簡単らしい・・・??
どんな会計ソフトがいいんだろう?
また、ソフトを入れると何が出来るんだろう?
やよいの青色申告で何が出来るか
私が選んだ会計ソフトは「やよいの青色申告」でした。
一番売れているらしいのと、体験版が購入前にインストールできるっていうのと、色々な書籍でやよいの青色申告や弥生会計を勧めていたからです。
やよいの青色申告製品機能で、どんなことが出来るのか見ることが出来ますが、さも簡単にできそうなことが書いてありますが、全くの経理未経験では実際は全然。(笑
私のこのブログでは、そんな人でも何をどうしたらいいかわかるように書いていこうと思っていますが。
あと、我が町の青色申告会でもやよいの青色申告を勧めていました。
購入前にサポートセンターに電話してみる
とはいっても、この「やよいの青色申告」というソフトで何が出来るのかさっぱりわからない状態でインストール。
購入前でも無料サポート可能らしいので、さっそく電話してみました。
「えっと、確定申告どころか、領収書がなんなのかすらわからないんですけれど、このソフト入れれば大丈夫ですかねぇ?」
『・・・・・。えっと・・・、このソフトは毎日の帳簿への記入や、確定申告をするための書類の作成をサポートするためのソフトでして・・・。
全く知識がないとなると・・・やはり・・・。』
「じゃぁ、サポートでは、税金とか経理の知識とかについては、教えてくれるんでしょうか?」
『サポートではあくまで、ソフトの使い方をサポートする・・・という感じになるので・・・。
細かい、たとえば、用語の意味や何をどう入力すればいいかについては、会計士さんなり、税理士さんに聞いて頂くようになると思います・・・。』
そうです。2週間前の私、はじめてやよいの青色申告に触れたときは、こんなレベルでした。(笑
こんなんでほんと確定申告できるんか!?
私は、今回は白色申告なので白色申告の面から会計ソフトで何が出来るか見ていきたいと思います。
白色申告で提出する書類
白色申告で提出するための書類は、左の画像の「申告書B」と、
この「収支内訳書」になります。
会計ソフトで月々の取引を入力していくと、最終的にこの左の画像の収支内訳書の記述する必要がある部分を全て埋めた状態でプリントアウト出来ます。
私が青色申告会に行ったときに、この「やよいの青色申告」でプリントアウトした「収支内訳書」をもっていったら、「あぁ、ここまで出来てるんでしたら、あとはこの通りに記入していけばいいと思いますよ」
ということを言われました。
「申告書B」に関しては、収支内訳書から算出された金額と、社会保険控除等を入力していくだけ(青色申告会で教えてくれます)です。
左の画像は、やよいの青色申告で出力した収支内訳書です。
よく見ると「所得税青色申告決算書」と書かれていますが、青色申告の時は収支内訳書がこのように呼ばれすそうです。
白色申告用で入力していくと「収支内訳書」とプリントされます。
「1月31日、A社から1月分の報酬30,000円が確定した」とか、「2月15日、A社から1月分の報酬30,000円が預金口座に振り込まれた」等々をこの会計ソフトで入力していくと、最終的にこの「収支内訳書」をプリントすることが出来ます。
入力の仕方や、インストールしたら何をしたらいいかについては、このブログの会計ソフトの使い方で画像付きで記述していくんで、こちらを参考にしてください。
会計ソフトがいらない人
年に数十万程度の事業収入しかなかった・・・とか、せいぜい数回程度の取引しかなかった・・・なんていうばあいで、白色申告をするのであれば、はっきりいって会計ソフトは必要ありません。
別のページで詳しく書きますが、白色申告は「去年の収入」から「かかった経費」と基礎控除や配偶者控除や社会保険料控除等の「控除」を引いて書き込んでいくだけなんで、収入が少なかったり取引が頻繁になければ、2~3時間もあれば(場合によっては1時間で)書き終えてしまいます。
なので、こういう人たちはわざわざ1万ほどする会計ソフトなど買う必要もないでしょう。
ただし、毎月数社程度と取引があり、今後も(おそらく)ある程度の収入が見込めそうなら、白色申告の人でもソフトを入れる価値はあります。
会計ソフトの便利な点
私の場合、今回はほとんど「預金出納帳」と呼ばれるやよいの青色申告の機能と「売掛帳」しか使いませんでした。
「預金出納帳」は、とにかく通帳に記述された明細を拾っていき、弥生に入力していく作業です。
白色申告の場合は、記帳義務はない(300万円以下)のですが、入力し終わって預金出納帳の残高と銀行の通帳をみくらべて、残高が違ってないかで正しく入力できたかがチェックできますし、振込手数料みたいな細かい経費も、自動的に仕分けてくれるし、「A社からの売上高は1年間で○万円だった」というような銀行の通帳からは読み取れないようなデータも表示してくれます。
左の画像は、やよいの青色申告に入っているサンプルデータの「売掛帳」を開いたところです。
「補助科目」に「葉月建設」と書いてありますが、この画面で今年1年間の葉月建設の総売上高と、実際に振り込まれた額、んでまだ支払われていない額を見ることが出来ます。
収支内訳書の「売上(収入)金額」に記述する金額は、各取引先の「1年間の売上金額」の合計になります。
この合計金額ももちろん、会計ソフトでは金額を入力するごとに即座に計算していくので、仮にたった1カ所入力ミスがあっても、修正するだけで全て計算し直してくれます。
実は、私も最後入力し終わって、プリントしたあと何度か入力ミスを見つけたんですけれど、あっという間に修正できました。
ソフトを入れるべきか
私も「やよいの青色申告」の体験版をインストールしたものの、実はほんの数日前まで購入するかどうか迷っていました。
とにかく、何をどこに入力していいのかさっぱりわからないし、いったいこのソフトで何が出来るのかもわからない。そんな霧に包まれた状態だったので、ずっと悩んでいました。
何度かサポートに電話してもらちがあかなかったり・・・。
が、今ではこのソフトがないと無理です。(笑
いや、さっきも書きましたが、もし白色申告を続けていくのであれば、あんま必要ないと思います。
エクセルでも十分対応できるし、足し算と引き算をするだけなんで、はっきりいって計算機があれば十分。
でも、やっぱ楽ですね。慣れてくると。
このサイトでは、私が悩んだソフトの使い方や、学んだこと、入力の手順を画像付きで事細かく載せていきたいと思います。
たぶん、私は今の状態になるまでに2週間かかりましたが、ソフトをインストールして、このブログを見ながら入力していけば、3日ぐらいで私の今のレベルになれるように目指して書いていきたいと思います。
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