住民税が増えた

平成19年度から住民税(市民税・県民税)が、値上げしました。だいたい今までの倍程度の料金になったのではないでしょうか。

0からはじまった確定申告
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住民税が増えた

2007/06/06 21:09

市民背・県民税納税通知書先日、市役所から住民税の支払い用「市民税・県民税納税通知書」が送られてきました。
開いてみてびっくり。
なんと、今年分(平成19年4月~平成20年3月)に支払う市民税・県民税が4月に支払った去年分(平成18年度)の所得税とほとんど同じ額!

住民税と健康保険料で支払う額

追い打ちをかけたのはこれだけではありませんでした。
というのも、健康保険料の納税通知書も届いたからです。
国民健康保険の場合は、個人単位で支払うのではなく、一家単位になります。
たとえば、私の場合は親と同居していて、世帯主が親父なので私が支払うべき保険料も親父にまとめて請求されます。

で、去年の親父とお袋の分を照らし合わせて、私の分の健康保険料を調べてみると・・・
今年分(国民健康保険の場合は、翌年の3月までにわたって10回に分けて支払います)の合計が支払った所得税の1.3倍程!!!

所得税の額は、当サイトの「白色申告の手順」で詳しく書きましたが、収入(売り上げ)金額から、事業にかかった費用(事業経費ですね)を引きます。
この残った額が、儲けですね。
さらにこの儲けから所得控除と呼ばれるありがた~~~い控除を引きます。
所得控除とは、健康保険や国民年金といったその年に支払った額ですね。
これらの額の分だけ、税金を軽減してやる制度です。

んで、この残りが所得税の計算に使われます。
たとえば、この残りの額が160万ぐらいだったとしましょう。
となると、所得税はこの160万の10%の16万になるわけです。

今までの住民税

この所得税から住民税と健康保険の額が決まります。(国民年金は、全国一律です)
簡単に言ってしまえば、節税すればする程この二つの額も少なくなってくるわけです。
先ほど、収入金額から事業経費を引くと書きましたが、節税=経費で落とすというのは、ここから来ているんですね。
経費が多ければ多い程、収入からより多く引けるわけで、税金関連の映画(マルサの女とか)で「経費」だの「領収書」だの言ってるのは、そのためですね。

さて、仮に私の去年の分の所得税が16万だったとします。
この場合、翌年、つまり今年に支払う住民税(市民税・県民税)は、所得税の半分8万円です。
みんながみんな所得税の半分なのではなく、所得に応じて変わります。
所得が多い人程、税率が上がります。

今までの所得税と住民税の税率

所得税率
所得から所得控除を引いた額 税率 控除
330万円以下 10% 0円
330万円超~900万円以下 20% 33万円
900万円超~1800万円以下 30% 123万円
1800万超~ 37% 249万円

私のような超弱小事業主は、もちろん330万以下なので、所得税は所得の10%

住民税率

で、住民税も同じように今まで(平成18年まで)は、所得に応じて「5%」「10%」「13%」と分かれていました。

これから(平成19年度以降)の所得税と住民税

それが、今年平成19年度から大幅に変更になりました。

所得税
所得から所得控除を引いた額 税率
195万円以下 5%
195万円超~330万円以下 10%
330万円超~695万円以下 20%
695万円超~900万円以下 23%
900万円超~1800万円以下 30%
住民税

住民税は、一律10%になりました。
6%市民税。4%県民税です。

所得税と住民税の合計で・・・

今年の4月に去年の分の所得税を支払いました。
仮に、16万円だとすると、今年(正確には来年の3月まで)支払う住民税も16万円。
本来なら、所得税と住民税の支払う合計が、所得から所得控除を引いた額の15%でよかったものが、今年は20% ! ?
つまり8万も増加!?
住民税は4回に分けて支払うことになっているのですが、1回当たり4万。
これはイタイ・・・。
さらに、所得税が16万程度だと、健康保険が1年間でだいたい22万程になります。
健康保険の場合は、10回に分けて支払うので1回に支払う額が約2万円ちょい。
所得税16万を支払ったと思ったら、7月までに6万円の支払いが・・・。

支払総額は変わらない?

さて、こんなものすごい増税であるならば、消費税の増税どころではないはずです。
何しろ、私のような非常に稼ぎが小さい事業主ですら、これだけの増税。
年収600万以上のサラリーマンなんかは、もっと額が増えるはずで。
そのわりにニュースでも、国会でも、新聞でもあんまり騒いでいませんね。

そう、実は、住民税が増加した分、今度は所得税が下がります。
上の新しい所得税をみると、私なんかは195万円以下にあたるので、所得税は5%。
つまり、所得税と住民税の合計が15%となり、今までと何ら変わらないのですね~。

ただし!!!
この間支払った平成18年度分の所得税は、10%の計算で支払いました。
この差額はどうなるの?
と、市からの通知をみてみると・・・
所得税は、平成20年3月の確定申告で減少すると書いてありました。
ちょっとまった!
戻ってくるんじゃないの??
今年の売り上げは、全然激減したのでこのままいくと、ただですら所得税は0円(つまり赤字)。
マイナス分、戻ってくるのかな??