事業用の銀行口座について

現金商売でなければ、事業用の口座は必須になってきます。特に個人事業の場合は、きちんとしておかないと確定申告時に面倒なことに・・・

会計ソフト de 確定申告
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事業用の銀行口座について

2008/02/15 19:27

 

私もそうでしたが、わりと多くの個人事業主が事業用の口座と個人用の口座を別けてないかもしれません。
そう、実際は銀行口座に関する決まりは特にありません。
だから自分の個人口座をそのまま事業用として使ってしまってもかまいません。
場合によっては屋号をつける人もいるかもしれませんが、個人事業主みたいな小規模の場合は、それほど気にしなくてもかまわないと思います。
もちろん、法人の場合は別ですが。

ただし、口座の管理はきちんとしておかなければなりません。
現金商売であれば別ですが、多くの場合、売上や支払いは銀行振込だと思います。
確定申告は、これらのお金の動きをすべてピックアップしなければなりません。
ところが、個人的な趣味として購入したお金の動きや、事業とは無関係の振込等があると、申告時のピックアップ作業に支障が出ます。
特に昔の私のように、使うたびに引き出していた使い方をしている場合は・・・(^ ^;ゝ

確定申告は、ほとんどが通帳とにらめっこ

詳しい確定申告の流れに関しては、白色申告を参考にしてもらうとして、確定申告をする場合、作業のほとんどが今述べたお金の動きのピックアップになります。
逆に言えば、事業用の口座の通帳を次々拾っていけばいいだけです。(笑)
会計ソフトを使えば、通帳に記載されている金額をほぼそのまま入力していくだけです。
最終的には、申告用の書類が自動で作成されます。
私は、やよいの青色申告を使っていますが、私が持っているバージョンは2006年度のものですが、2007年度でも使えます。

一度確定申告を体験してしまうと、2~3日もあればほぼ終了してしまいます。

どの銀行口座にするか

さて、話を口座にもどして。
では、いったいどこの口座にすればいいのでしょうか。
実は一長一短でして。

ジャパンネット銀行

私はジャパンネット銀行を事業用の口座として使っています。
※ 参照 ジャパンネット銀行 ビジネスアカウント
特に意識して事業用としたわけではありません。
元々事業を始める前から持っていた口座です。
それ以外に会社員だった頃、給与の振り込みとしてUFJの口座を持っていたのですが、ジャパンネットの方はほとんどオークションの振り込みようとしてしか使っていなかったので、どうせならこちらを事業用として使おうと。
実は、この事が後で意外なメリットがあったわけですが。

住信SBI銀行

ジャパンネット銀行は、事業用の口座としては非常に使いやすいです。が、振り込み手数料やATMからの引き出し手数料がかかってしまうのが難点。
住信SBIネット銀行は、月3回までの振り込みと、ATM引き出しが無料(ゆうちょ銀行、イーネット、ローソンATMのATMをご利用の場合は、合計で毎月5回まで無料)なので、ランニングコストを考えるとSBIネット銀行の方がいいかも。
ただし、最大過去15ヶ月前までの明細しか参照できないので、私のようなものぐさな人間は確定申告時、困るかも。
(詳しくは、預金出納帳に入力してみようを参考に)
確定申告時に、1年間分の明細をプリントで出力するんですけれど、15ヶ月なら1年分は出力できるので、気にならないっていえば気にならないんですけれどね。

おすすめ

もしこれから個人事業を開始しようと思っていて、特に口座についてはなにも用意していない。というのであれば、リアル支店をもつ大手銀行より、ジャパンネット銀行のようなネット専用銀行の方が使いやすいです。
まぁ、事業にもよりますが、たとえば、振込先、お客が特定していて、同じ銀行、同じ支店だと振込手数料が安くなるので・・・なんて場合は別です。(笑)

じゃぁ、なんでおすすめかっていうと、通帳がない分、インターネット上で預金取引明細照会を見ることが出来るんですね。
そんなの他の銀行でも出来るよ。って、UFJなんかだと3ヶ月分しか見ることが出来ないんですね・・・。(泣)

その点ジャパンネット銀行であれば、数年先にさかのぼって出力することが出来ます。
また、PDFファイルとして出力も可能。
私の場合、これをプリントアウト。
これを元にやよいの青色申告に入力しているんですけれど、入力済みの金額には赤ペンで印を付けられるのもネット銀行のメリット。
これが通帳だと、いちいちコピーして・・・

というわけで、これから事業を始める人。また、これから事業用の口座を持ちたい。って方は、こうした(細かいことですが・・・)面も参考にしてください。

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