家事按分 水道光熱費

事業用の経費として、おそらくほとんどの人が水道光熱費、通信費を計上すると思います

会計ソフト de 確定申告
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家事按分 水道光熱費

2007/01/31 15:08

 

按分とは

電気代や、電話代、携帯電話代は経費として計上したい項目の1つだと思います。
実際青色申告でも白色申告でも提出しなければならない「収支内訳書」にも「経費」として「水道光熱費」、「通信費」という項目がありますし、堂々と書き込める項目でもあるわけです。
ところが、私のように自宅兼事業用としている場合は、全ての電気代を経費としては認めてもらえません。
同じように携帯電話も個人と事業用と同じものを使っているので、事業用には何パーセント使っていますよ。という比率を設定しなければなりません。
このことを「按分(あんぶん)」といい、弥生会計ややよいの青色申告でもきちんとそのための計算用の機能が備わっています。

補助科目の作成

電気代もまとめて「水道光熱費」としてしまってもいいんですけれど、どうせなら「水道光熱費」の中の「電気代」。
「通信費」の中の「携帯電話代」、「プロバイダー代」というように細かくわけた方がいいので、「電気代」「携帯電話代」・・・という補助科目を作成しておきます。

「取引」の「科目設定」をクリッククイックナビゲーターの「取引」の中の「科目設定」を開きます。

「損益科目」の「水道光熱費」をクリック。次に、「補助作成」をクリックします損益科目」をクリックし一覧の中にある「水道光熱費」をクリックし、画面上部の「補助作成」をクリックします。

「補助科目名」に「電気代」を入力し「登録」をクリック補助科目名」に「電気代」と入力します。

同じようにして「通信費」等も作成していきます同じようにして「通信費」の補助科目も作成します。

経費を入力

補助科目が作成し終わったら、実際に電気代を入力していきます。
このとき入力する金額は、領収書や支払い明細書に記述された金額です。
1月の電気代が8,000円だとしたら、8,000円を入力します。

「取引」の「仕訳日記帳」を開きます取引」の中にある「仕訳日記帳」を開きます。

「借方勘定科目」に「水道光熱費」、「貸方勘定科目」に「事業主借」を日付は、支払った日ですね。もしくは、引き落とされた日。
注:実際には、請求された日付です。
これに関しては、こちらを見てください。

携帯電話の場合、
私の場合は、電気代等は事業と関係ない口座から引き落とされたり、現金で支払ったりしているので左のような入力になりました。
借方勘定科目に「水道光熱費」。補助科目に先ほど作成した「電気代」を選択。
貸方勘定科目は、個人的な財布や口座から事業の経費を払ってやった(借りた)ので「事業主借」になりますね。

事業用の口座から自動引き落としの場合は、こんな感じもし逆に、事業用の口座から引き落とされた場合は、左の画像のようになると思います。
この場合、家事分も事業用から払ってやった、つまり今度は貸した事になりますね。

「決算・申告」から「家事按分」を開きます比率、つまり按分を設定します。
決算・申告」の中にある「家事按分(かじあんぶん)」を開きます。

事業と家事の比率を入力します事業と家事の比率を入力していきます。
この比率は適当でいいわけではなく、税務署の方に聞かれたときにきちんと理由をつけて答えられるようにしておかなければならないそうです。
この按分については、電気代・電話代 経費で詳しく書きたいと思います。

比率が入力し終わったら、「仕訳書出」をクリックします入力し終わったら必ず最後に「仕訳書出」をクリックしてください。
比率を修正した後や、新しく電気代等を入力した後にもこの「仕訳書出」をクリックしないと再計算してくれないようです。

警告が出るので「はい」をクリックします警告が出るので「はい」をクリック。

仕訳日記帳に追加されました仕訳日記帳」を開いてみると、左の画像のようになりました。
「決算」と入力された仕訳が3つ加わっています。1つが「電気代」、2つめが「加入電話・プロバイダー代」、3つめが「携帯電話代」です。
ここでよく見てみると、「借方勘定科目」が「事業主貸」になっています。
ちょっとこの辺について詳しく注目してみます。

まず、事業用の口座から電気代を支払った場合、家事用の電気代まで支払っているので「事業主貸」になります。
なので、ここに記入されている「20,000円」は、家事分の電気代の合計金額になります。
画像では按分を50%にしたのでわかりにくいですが、仮に家事用の比率が40%の場合は、ここの値が「16,000円」になるわけですね。
「家事として使った1年間の電気代16,000円を事業から支払ってあげましたよ~。」
という感じ。
では、もし、逆に私の個人的な口座、もしくは財布から支払った場合は?
その場合も、按分するとこの画像のように表示されます。
この場合は、いったん事業用、家庭用の両方の金額をいったん事業用として借りて・・・つまり、「事業主借」で、その中から家事用を貸す・・・つまり「事業主貸」になるということ・・・なんでしょうかね?

【追加 2011年3月1日】

携帯電話代の振替伝票の入力例
自分の財布(事業用ではない財布)や事業と関係ない口座から引き落とした場合は、上のようになります。
「事業主借」になります。
「借りた」って事ですね。
逆に、事業用の口座から、個人用で使った場合は、「事業主貸」になります。
「貸した」って事ですね。

え~。弥生会計のサポートセンターに電話してみました。
まず、電話代でも、またたとえば、個人の財布から事業用のプリンターを購入した場合でも、入力した時点で経費としてソフトは処理します・・・ということらしい。
で、家事按分をした場合、ソフトの方では「事業用」と「家事用」の二つを按分する機能なので、最終的に「家事分」を「事業主貸」として表示する・・・ということらしい。
ちょっとこの辺は、青色申告会に再度聞いてこようかと思っています。
明日までに平成18年度分の経費を計算して青色申告会に持ってかないといけないのと、今回は白色申告なので、借方・貸方といった記帳の仕方は(ほとんど)関係ないので、4月以降じっくり聞いてきたいと思います。
按分を参考

青色申告決算書を見てみると「水道光熱費」に按分された金額が入力されてますさて、実際に経費として入力できたでしょうか。
電気代1~3月分の支払った総額が40,000円。
そのうち按分で50%が事業用として経費にしたいので、20,000円が経費として入力されていればよいことになります。
弥生会計の決算書のプリントアウトのプレビューで表示させてみました。(上の画像)
と、「経費」の項目の中の「水道光熱費」にちゃんと20,000円が記載されていますね!

白色申告でも

白色申告の場合は、電気代や電話代の1年間で支払った分を合計し、その金額を按分して計算していくだけなので、弥生会計ややよいの青色申告で支払った日にちに入力していかなくてもいいのですが、青色申告の練習としてこんな感じで入力してみてください。
按分もやり直しがきくので、白色申告だから関係ない。という人でも役に立つと思います。
私も今から入力します!
ひぇ~~~。時間が~~。間に合うんか!?
【追記 2010.12.15】 やよいの青色申告のおかげだと思うんですけれど、最終的に2週間で完成。無事初確定申告デビューできました。

実際に入力してみて

実際に入力してみたところ左の画像は、実際に入力してみたところです。

記帳の仕方について

さて、ここでふと疑問が。
まず、売上高の場合は、
「報酬料金が確定」→「○ヶ月後に実際に振り込まれる」
という2回の記帳が要求されます。
電気代に関しても、
「○月分の電気代が×月×日に引き落とされます。という通知が来る」→「実際に引き落とされる」
という2回の手順になるわけですが、色々な本を調べてもこのことについてはあまり触れられていません。

いろいろ調べてみたら、851水道光熱費(すいどうこうねつひ)では、引き落とされた日の1回だけでいいようです。
書籍でもそんな感じに記述されています。
ただし、この場合売上高もそうですけれど、12月分をどちらに含めるかを決めておかないと(12月に請求されて引き落とされるのは1月だったりするので)、2重に経費として計上してしまうので注意。
詳しくは税務署に聞いた方がいいかもしれません。
上の画像では、「引き落とされた日付=請求された日と同時に引き落とした日」として入力した場合になります。

電気代・電話代 経費

なお、電気代や電話代を按分するには、電気代・電話代 経費を参考にしてください。


注1) 日付
複式簿記の場合、帳簿に入力する日付は支払いが請求された日付になります。
上の例の場合、8月17日ですね。
ところが、実際に銀行口座から引き落とした日付は、9月6日です。
この場合、8月17日を入力します。

ただ、私は最初の頃(はじめて確定申告した時)、引き落とされた日付で入力してしまって、それ以降、引き落とされた日付で入力してしまっていますが・・・。
本来は、支払った・引き落とされた日付ではなく、請求された日付になります。

 

【 みゆき 】 2016/01/11 12:24

経費を家事の口座から引き落とし、案分する処理についてとても分かりやすい説明でした。教えてくださっと通りに入力してみたいと思います。きっとうまくいくと思います。今年の確定申告も何とか乗り切れそうです。ありがとうございました。