初期設定が終わったら入力してみよう

やよいの青色申告の初期設定が完了したら、まずはさっそく入力してみましょう。難しく考える必要はありません。

会計ソフト de 確定申告
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初期設定が終わったら入力してみよう

2007/06/14 23:23

会計ソフト 初期設定の仕方では、やよいの青色申告という会計ソフトの、インストールが終わったあとの初期設定(新規事業データ作成)を動画で説明しました。
今回は、さっそく作成した新規事業データに入力してみます。

預金出納帳から入力してみる

さて、帳簿にはいくつか種類があるのですが、ほとんどの人が入力しなければならないのが「預金出納帳(よきんすいとうちょう)」です。
これは、事業用として使っている銀行口座の明細を入力しなければならないのですが、会計を覚える上で、最も適切なものだと思うので、ぜひ、チャレンジしてみてください。
さて、ここでは、例として事業用として使用している「ジャパンネット銀行」で、2015年1月1日から2月1日に以下の様な取引(明細)があったとして、これを実際にやよいの青色申告に入力してみます。
なお、入力前に「やよいの青色申告 初期設定」を参考にして、事業所データを作成しておきます。

取引日時 出金額(円) 入金額(円) 摘要 残高(円)
2015年01月01日   30 決算お利息 12月分 120,030
2015年01月12日 10,000   セブンATM 110,030
2015年01月20日 5,000   セブンATM 105,030
2015年01月21日 10,000   アキバデンキ 115,030
2015年01月24日   10,000 カ)ABCシャ 115,030
2015年01月27日 12,000   ジャックス 103,030
2015年02月01日   29 決算お利息1月分 103,059

 

預金出納帳と現金出納帳

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★クリックすると再生されます。
再生する前に、下の解説をお読みください。

事業用のお金には、大きく分けて二つの帳簿に記帳していきます。
現金に関しては、「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」。
預金に関しては、「預金出納帳(よきんすいとうちょう)」。

コンビニのように、商品を売って現金でお客からお金を得た場合や、現金で会社で使う商品を買ったりした場合は、この現金出納帳に記入していきます。
また、報酬が預金口座に振り込まれた場合や、ネット上で商品を購入し、相手の銀行口座に事業用の口座から振り込んだような場合は、預金出納帳に記入します。
まず、この2つの帳簿があるということを覚えておいてください。
どちらのお金が0円でも、借金をして購入した。ということであれば、事業を開始したとき現金も、口座も0円でもかまわないでしょう。
ところが、個人事業主の場合は、個人用の口座をそのまま事業用にしたり、また財布にもいくらかお金が入っていると思います。
個人事業主、特に小さな事業の場合、この元々口座に残っているお金や財布に入っているお金を事業資金としてしまってもいいと思います。

動画では、例として事業を始める前に個人用として使っていた残高20万円の口座を事業用として使うこととした場合の例です(どの口座を使うかどうかで申請する必要はありません)。
また、事業で使うものを現金で購入するので、1月1日に5万引き出した場合の例です。
このように、会計ソフトではお金の動きを1つ入力していくと、関連のある帳簿(預金出納帳や現金出納帳、それから仕訳日記帳など)に自動で入力されます。

事業所設定

動画を再生する前に、事業所の設定を説明しておきます。
動画では仮に、

という設定です。
まぁ、開始年度(私の場合は平成18年度)と口座の残高(20万もありませんw)以外は、ほとんど私の入力した状況と変わりありません。
アフィリエイトで生計を立てている。とか、独立したてのプログラマーや、デザイナー、作家のようなサービスと引き替えに金銭を支払われるような事業の場合は、ほとんど同じ感じになるんじゃないかと思います。

事業開始日

あんまり深く考える必要はありません。
私の場合は、平成17年12月より事業を開始しましたが、この月は全く収入もなかったので平成18年1月1日からはじめたって事にしました。
ちなみに、事業を始めたからといって特別な申請書を提出するわけではありません。
ただし青色申告をするには、青色申告承認申請の提出が必要になってきます。
青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後、新たに事業を開始したり不動産の貸付けをした場合には、その事業開始等の日(非居住者の場合には事業を国内において開始した日)から2月以内。)に提出
なので、そうした書類の提出日から事業開始日を決めてもいいと思います。
★注意
実際には、得意先から「●●円を支払いますよ」という明細や、逆にこちらから「●●円になりました」という請求書を受け取った、発行した時点で記帳することになります。
なので、私の場合、仮に平成17年12月時点で、金銭を受け取っていなくても「平成17年12月15日に納品した原稿料は、●万円です。」という請求書を発行した時点で事業が開始されていなければなりません。
まぁ、この辺は追々わかってくると思うので、あまり深くは考えないでください。

口座と残金

口座に関しては、私の場合はジャパンネット銀行と三菱東京UFJと二つの口座を持っていたんですけれど、あまり深く考えずにジャパンネット銀行の口座をそのまま事業用の口座にしてしまいました。
ただ、今思えばこれで正解だったと思います。
ジャパンネット銀行の普通預金取引明細照会で、1年間分表示させたとこというのも、ジャパンネット銀行の場合取引記録(「普通預金取引明細照会」ってやつです)が、ブラウザで簡単に見ることが出来るんですね。
三菱東京UFJで1年間の普通預金取引明細照会をみようとするとエラーが・・・三菱東京UFJの方も見られるんですけれど、1年間という長期間はブラウザ上では見ることが出来ないようです。
つまり、頻繁にチェックするか、通帳をいちいち記入しに行かないといけないわけで・・・。
この違いって結構大きいんですよね。

事業を始めた当初、残金は20万円だったとします。
さて、私がはじめこの残金を入力しようとしたとき疑問に思ったのが、

この口座の残高も収入になる??

って事でした。
この20万も申告しなきゃならないのかな?
結論を言ってしまえば、事業で得たお金ではないので収入ではありません。
で、この金額は、初期設定で入力した事業用の銀行口座の設定で、残高0円としたところに入力します。(動画参照)

事業用の現金

事業で使えるお金は、現金と預金の二つになります。
今回は、事業用の現金0円
預金は20万ある。
ってとこまで設定しました。
このままでもかまわないんですが、たとえば現金で事業で使う書籍を購入した。
打ち合わせとして、電車代がかかった。
接待として喫茶店で飲食した。
みたいな、経費として計上したいような事に、現金を使った場合は記帳上、最初からいくらか事業用の現金があることにしてあった方が、便利です。
そこで、事業用の口座(20万ある状態)から、事業用の現金5万円を引き出して、何か事業用として現金を支払った場合は、この5万を使っていくこととします。
この辺は、法人の場合はきっちりしなければならないんでしょうけれど、個人事業主の場合はそれほどお金の動きをきっちり把握しなくてもかまわないので、「ポケットマネーから5万を・・・」という形でもかまいません。
ま、とりあえず慣れの意味で、口座の20万のうち、5万円を引き出した。という形で見てみましょう。

動画を見てもらえばわかるんですけれど、この場合やよいの青色申告の「預金出納帳」を使います。
やよいの青色申告だけでなく、会計ソフトは記帳の仕方がよくわからなくても、補助機能がついていて実行したことの文章を選択すると、自動的に適切な入力項目を入力してくれる機能があります。
たとえば、今回の場合「普通預金から現金を引き出した」を選択すると、
相手勘定科目」に「現金」。
摘要」に「現金から引き出し」。
引き出し金額」に「0」が自動で入力されます。
あとは、この「引き出し金額」の「0」を「500000」円に変更するだけです。(動画参照)

現金出納帳に反映される

会計ソフトが優れている点は、今回のこのお金の動きの場合、預金出納帳だけでなく現金出納帳にも記帳する必要がありますが、実はこの預金出納帳に入力した時点で現金出納帳にも自動で必要事項が記載されているという点です。
今回のお金の流れとして、

事業用の預金 →5万円→ 事業用の現金

のような動きがあったので、現金出納帳にもこの5万を記入する必要があるのですが、会計ソフトでは自動で入力してくれるんですね。

さて、先ほどの実行した事に近い文章に「普通預金から現金を引き出した」以外に、わりとよく似ている「私用のため、普通預金を引き出した」というのがあるのですが、この違いは現金出納帳に反映されるかどうか・・・になります。
私用として引き出した場合は、

事業用の預金 →5万円→ 事業用ではない現金

になるので、事業用の現金に加わるわけではありません。
なので、現金出納帳には反映されません
初めのうちはどこがどう違うの?みたいな、狐に包まれた感じかもしれませんが、この辺も慣れてくると感覚的にわかってくると思うので、ご安心を。

ここまでくれば、第一の壁は突破したのも同然です。
次回は経費の記帳の基本、事業用の現金で何か物を購入した場合の記帳方法を動画で説明します。