会計ソフト 初期設定の仕方

会計ソフト「やよいの青色申告」をインストールし終わったら、事業用の設定を入力していきます。まず、初めての人にとっては第一の難関でしょう。

0からはじまった確定申告
※ このサイトは、プロや経験者による税・経理解説サイトではありません。
記述されている内容をそのまま実行、他言して何らかの責任等が生じた場合でも、当サイトは一切責任を持ちません。
詳しくは「はじめにお読みください」をお読みください。

カテゴリー

相互リンクお問い合わせ掲示板

RSS

会計ソフト 初期設定の仕方

2007/06/13 10:25

再生するとはじまります
上の画像をクリックすると、会計ソフト「やよいの青色申告」のインストール後の初期設定の仕方を動画で再生させることができます。
※ 各設定項目についてのポイントを下にまとめました。

初期設定について

会計ソフトのやよいの青色申告をインストールし終わるり、起動させると事業用の初期設定を設定するためのウィザードがはじまります。
おそらく、初めての人にとっては第一の難関となるはずですが、それほど難しく考える必要はありません。
年度とファイル名以外はいつでも修正可能なのと、必要な項目にチェックを入れたり、入力していくだけです。

はじめに

とはいっても、最初からきちんと入力するつもりでチャレンジしてみましょう。
まず、必要なものとしては取引先の会社名がわかるような資料が必要です。
会計ソフトは単なる確定申告用の提出書類を作成してくれるだけでなく、どの会社からどれくらいの売り上げがあったか・・・なんていうデータを簡単に表示させることができます。
いわば、確定申告もできるような表計算ソフト・・・と思ってもらえばいいかと思います。
あとで修正出来るので、あやふやな会社名のまま入力してもかまいません。

それと、私のサイトを見た方からちょくちょく質問が来るんですけれど、白色申告から青色申告に変える場合の疑問が多いようなんで一応書いておきますが、青色申告するには、「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出している必要があります。
単に提出してあるだけではなく、その年の3月15日までか、それ以降であれば、開業から2ケ月以内に申請する必要があります。
これを過ぎてしまった場合は、来年からの適用になります。

つまり、事業を始めたのが平成19年1月1日であった場合、平成19年度分の収入を青色申告で申請するには、平成19年の3月15日までに「所得税の青色申告承認申請書」を提出していなければ、自動的に白色申告になってしまいます。
青色申告承認申請書のサンプル私も事業を始めてから提出していなかったので、平成18年度分は白色申告でした。
左は、私の提出した青色申告承認申請書のサンプルです。
私の場合青色申告会の人に記入してもらい、向こうの人に税務署に提出してもらいました。
丸を付けた箇所を参考にしてください。
※必ず税務署に確認して提出してください。詳しく教えてくれるはずです

事業所データの新規作成

では、さっそく動画の各設定項目を見ていきます。

データの新規作成
やよいの青色申告をはじめ会計ソフトでは、はじめにウイザード(質問に答えていくだけで設定出来るようにする仕組み)が用意されているようです。
このウイザードでできることは、この「データの新規作成」以外に、すでにあるデータを編集する「データの選択」や、バックアップしたデータからデータを復元させる「バックアップファイルの復元」があります。
初回の場合は、「データの新規作成」になります。

事業所名(屋号)の入力
青色申告承認申請書を提出したのであれば、屋号は決まっているはずです(青色申告承認申請書に記入する箇所がある)。
白色申告の場合、屋号は自分の名前でいいようです。私は、自分の名前を書いて提出しました。

業種の選択
行う事業が、不動産業かそうでないかをチェックします。
ほとんどの方が、「不動産業以外(一般用)」だと思います。
土地を売って収入を得た場合なんかに必要になってくる項目だと思います。

申告書の選択
会計ソフトは、白色申告として作成するか青色申告として作成するか選択することができます。
白色申告と、青色申告は提出書類が違うのですが、会計ソフトの場合提出書類の作成以外の記帳等は白色でも青色でもほとんど変わりません。
なので、税金に有利な(実際やってみるとわかるんですけれど、非常に重要!)青色申告を選択すべきです。
ところが、先ほども書きましたが、青色申告承認申請書を正しい期日で提出していないと白色申告になってしまうので注意が必要です。
もし、事業開始と同時に会計ソフトを導入した場合は、申請書を提出し青色申告として入力していった方が俄然有利です。(なんたって平成18年度で見れば、所得税・国民健康保険・住民税の3つの税金あわせて十数万円以上違ってきます

年度情報の設定
あくまで記帳する年度なので注意。
私のように(汗)確定申告がはじまる1月から導入し、去年の文を入力する場合は、年度は去年になります。
4~12月に会計ソフトを導入した。なんて場合は、今年の年度でいいはずです。

消費税設定

消費税申告の有無
前々年の課税売上高が1000万円以下であれば免税事業者となります。
つまり、新しく事業を始めた場合は、消費税はあまり気にしなくてもかまいません。
それに、当サイトで対象としている事業主は(私を含めw)売上高1000万以下の方を対象としている(つもり)なので、この部分はパスしてかまいません。
消費税が必要になってくる!なんて方は、税理士さんか会計士さんに相談してください。たぶんそれぐらいの売り上げになっているような人は、専門家に頼まないと手が回らないと思いますし。(笑)

導入設定

記帳するためのデータの設定です。
基本的には、「現金出納帳」と「預金出納帳」という帳簿に記入していくことになりますが、この二つの帳簿の初期設定です。
事業用の口座を持っている銀行名と、取引先の会社名が必要になってきます。

現金情報の設定
私の場合は、インターネット上の仕事なので現金で報酬を得たりすることはありません。
なので、平成18年度の現金出納帳はまっさらでした。
じゃぁ、現金で事業用の商品を購入したときは?って事になるわけですが、それもインターネット上で購入した場合が多かったので、必要ありませんでした。
ただし、場合によっては現金で購入しないとならない場合もあるでしょう。
その場合、0円のままだと、購入出来ないのでいくらか事業用の現金をはじめから用意しておく必要もあるかもしれません。
記帳するときに記入出来るので、とりあえずここは0円のままでかまいません。

預貯金情報の設定
私の場合は、こっちの預金出納帳の方がびっしりと入力しました。
ただ、これも難しく考える必要はありません。はっきり言って銀行の通帳の内容をそのまま入力しただけです。
私の場合は、個人の口座をそのまま事業用として使っているので、元々お金が入っていましたが、あとで入力出来るので、0円のままでかまいません。

得意先(売掛金)情報の設定
アフィリエイトや、原稿、プログラムを書くような事業の場合、お客は決まっているはずです。
お客の会社名を入力します。
あとで修正出来るので、曖昧な記憶のまま記入しても大丈夫です。

仕入先(買掛金)情報の設定
何か材料等を仕入れて販売している場合は、取引先の会社名を入力していきます。
レンタルサーバーを借りていて、毎月支払っている・・・なんていう場合は当てはまりません。

取引設定

経費に関する項目です。私もこの項目に関してはよくわかりません。(笑)
ここを入力するとどこがどう変わるかが、わからないままでした。
なので、チェックしなくてもかまいません。経費に関しては、別のページで説明するので、すべて「次へ」でかまいません。

これで事業用のデータが入力出来たはずです。
最初は私も、何回も何回も修正したり、新規に作成したり・・・を繰り返しましたが、あんまり難しく考える必要はありません。
すべての項目(年度以外)は、あとで修正出来ますし、「テスト会社」なんて仮想の事業で試してみるといいでしょう。
たいていの人は、上の動画のように進んでいくはずです。

とにかく、これを進めないと先に進みません。
まずはこの初期設定を済ませてみてください!
このあとにメインになってくる記帳作業は、同じ作業の繰り返しです。
なので、とにかくソフトをインストールして、実験的でも入力してみることです。
典型的な技術畑派の私ができたのだからできるはずです。(笑)