事業用の書籍を現金から払った場合
2007/01/28 16:12
日々の入力でメインになるのは、売上高の入力と、経費になると思います。
売上高の方は、請求書や預金通帳とにらめっこしながら入力できますが、経費の場合は領収書もそれぞれ違うし・・・。
事業用の現金がない!
現金出納帳に、書籍を購入した仕訳を入力したら、残金がマイナスに!
そういえば、事業用に使う現金は0円のままでした。
私の財布から購入した・・・というような仕訳でもいいんですけれど、現金の場合は入力する項目がないので、買った事実を反映することが出来ません。
預金から、事業主借でわざわざ書籍代だけを引き出すのもなんだし・・・。
そこで、年始に一回まとまったお金を普通預金から引き出し、「事業用の現金として管理する」事にしました。
つまり、このお金は、現金出納帳で管理することになります。
預金から現金にお金を引き出す場合
この場合の処理を画像を交えて紹介します。
左の画像は、ジャパンネット銀行の取引明細照会の一部です。
ジャパンネット銀行は、通帳がないかわりにインターネット上で取引明細(通帳のようなもの)を見ることが出来ます。
ちょうど、1月6日に現金50,000円をコンビニで引き出していました。
今回はこれを生活費としてではなく、事業用の現金として入力します。
クイックナビゲーターの「取引」にある「預金出納帳」を開きます。
これは個人事業主の場合に発生してくるのですが、銀行から引き出した、もしくは振り込んだ場合、仕事とは全く無関係の目的で引き出した、もしくは振り込んだ場合と、仕事として使うお金として引き出した、もしくは振り込んだ場合とを明確に区別する必要があります。
というのも、仕事として使うお金として引き出した場合は現金出納帳に引き出した額を記入しなければならないし、仕事として使うお金としてどこかに振り込んだ場合は、そのお金の動きを記帳するためです。
この辺はあまり難しく考えなくてもかまいません。
1つ2つ入力して覚えていくにつれて、あぁ、こういうことか。となんとなくわかってくるはずです。
- 1.仕事とは無関係なお金を預金から引き出した・振り込んだ
・・・ 引き出した・振り込んだ日にちと額を入力するだけ - 2.仕事に使うものを購入するために預金から引き出した・振り込んだ
・・・ 引き出した・振り込んだ日にちと額、それから現金出納帳(引き出した場合)・経費(振り込んだ場合)として入力する必要がある
一覧から「普通預金から現金を引き出した」を選択します。
今回は、生活費として引き出したわけではないので注意。
「相手勘定科目」に「現金」。
「摘要」に「預金から引き出し」が自動で入力されます。
ATM手数料がかかった場合は、預金出納帳に画像のように記入。
「現金出納帳」を開いてみると、今引き出した現金50,000円が加わっています。
先ほどの「普通預金を生活費のために引き出す」を選んだ場合は、ここは変化しません。
これが「普通預金を生活費のために引き出す」と「普通預金から現金を引き出す」の違いになります。
勘定科目を作成する
さて、さっそく本屋で購入した書籍を経費として入力してみましょう。
書籍の場合は、勘定科目として「新聞図書費」として入力します。
が、デフォルトではこの「新聞図書費」が一覧にありません。
よく使いそうなので、この「新聞図書費」という勘定科目をつくっておくことにしました。
クイックナビゲーターの「導入」にある「勘定設定」を開きます。
「損益科目」タブをクリックし、一覧の中から「経費」を探し出してクリックします。
続いて、上にある「勘定作成」をクリック。
「勘定科目名」に「新聞図書費」と入力。
その下の「サーチキー設定」は、一覧表示の中からローマ字入力をしていくと、キーボードだけでこの「新聞図書費」を探し出すことが出来るので、そのためのキーになります。
適当でかまいません。私の場合ローマ字で「SHINBUN」にしました。
「経費」の勘定科目に「新聞図書費」が加わりました。
科目設定はこれで閉じてかまいません。
経費を入力
再び現金出納帳に戻って、「相手勘定科目」をクリックすると「新聞図書費」が加わっていました。
預金から振り込む場合
今回は現金で購入したので、現金出納帳で入力しましたが、ネットで購入して代金は銀行振込・・・なんて言う場合は、現金出納帳の代わりに預金出納帳に入力することになります。
ただし、クレジットカードで購入するような、実際に引き落とされるのが購入した日付と違うような買い物に関しては、また違ってくるので別のページで紹介します。
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