電気代を経費で落とすには

確定申告の経費の入力の1つ。電気代の帳簿の仕方。家事按分ややよいの青色申告に入力する方法を紹介します。

電気代を経費で落とすには

更新日:2015/01/12 22:56:14 twitter Facebook はてブ LINE

ここでは、自宅を事務所や仕事場として使っている場合の、電気代の経費の扱いを紹介します。
会計ソフトの「やよいの青色申告」を使った記帳方法と、エクセルを使った計算方法の2つを紹介します。また、電気代をオンラインで調べる方法なども紹介します。

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目次

自宅の電気代を経費として計上する場合の注意点

自宅を仕事場として使っている場合、電気料金をすべて経費として落とすことは出来ません。
私用で使っている分は認められないってことですね。かと言って、家電1つ1つの電気代を調べることは出来ません。
そこで「家事按分(かじあんぶん)」といって、事業で使った割合と私用(家事)で使った比率を決める必要があります。
この家事按分のやり方も紹介します。

電気代をオンラインで調べるには

もし、関東近辺に住んでいて、東京電力と契約している場合は、でんき家計簿サービスという、インターネット上で自宅の電気代を2年前までさかのぼって調べることが出来るサービスを利用するといいでしょう。
なくしてしまった領収書は、電力会社に言えば再発行してくれますが、届くまで日数がかかるし、めんどくさいですよね。
なので、こうしたサービスで料金を調べて計算してもOKです。
あとは証拠としてページ画面を印刷しておき、5~7年保存しておきます。

会員登録する

さて、便利なでんき家計簿サービスですが、すぐに過去の電気代が見られる、というわけではなくて、会員になってサービスが使えるようにならないといけません。
以下、そのやり方。

お客様番号がわかる方はこちらまずは、でんき家計簿のログインページを開きます。

まだ会員になっていない場合は、「お客様番号がわかる方はこちら」をクリックします。
お客様番号は電気料金の明細に記載されています。

メールアドレスを入力パソコンで使用しているメールアドレスを入力します。
同じメールアドレスを2回入力。
その下の「利用規約に同意する」にチェックを入れます。

でんき家計簿サービス利用規約を読むすると利用規約が表示されるので、目を通したら「閉じる」をクリックします。

メールアドレスを入力した画面に戻ったら、「登録」をクリックします。

URLを送信しました入力したメールアドレスに、URLが記載されたメールが送られた候が表示されます。

記載されているURLをクリックメールに記載されていたURLをクリックします。
なお、いつまでたってもメールが届かない!という人は、迷惑メールに紛れていないか確認して下さい。

名前や住所を入力名前や住所を入力します。
なお、「番地」は全角で入力しないといけないようです。

STEP2へ進む下にスクロールしていくと、電話番号の入力欄もあるので、ここも入力し、「STEP2」へ進むをクリックします。

事業所コードやお客様番号「個人」をチェックし、「事業所コード」や「お客様番号」、電力会社と契約している家族の名前を入力します。
なお、「事業者コード」は・・・・

事業所コード一覧事業所コード一覧に記載されています。
住んでいる都道府県のリンクをクリックすると、事業者コードの一覧が表示されます。

お客様番号ちなみにお客様番号は明細書のここに記載されています。

STEP3へ進む下にスクロールしていき、「口座振替」か「口座振替以外」かを選択。
契約名義人は本人か、家族か、その他かを選択。
契約名義人の同意を得られているかチェックをし、「STEP3」へ進むをクリックします。

ちなみに、電気料金は1年間で10万円近くになるので、ポイントがつくクレジットカードで支払ったほうがお得だったりします。(100円に付き1ポイントつくクレカなら、1,000ポイントぐらいになります)

この後、指示に従っていくと会員IDとパスワードが設定できるので、この会員IDとパスワードを忘れないようにメモしておいてください。

ログインする

認証コードの入力

さて、無事登録が済んだら、後日、認証コードが記載されたハガキが届くので、それまでじっと待ちます。
だいたい3~7日ぐらいで届きます。
初めてのログインは、この認証コードの入力をする必要があります。

ログイン

会員IDとパスワードを入力認証コードの入力が済むと、でんき家計簿にログイン出来るようになります。
ここまで少しめんどくさく感じるかもしれませんが、一度設定すると後々確定申告が楽になってくるので、ここまではなるべく早めに済ませておきましょう。

使用量と料金をグラフで見る続いて今まで請求された電気代を表示させます。
左上にある「使用量と料金をグラフで見る」というボタンをクリックします。

使用量・料金一覧をクリック「使用量・料金一覧」をクリックします。

印刷しておく

以下のような2年前からの電気代が表示されるので、印刷しておきます。


年月 H27/02 H27/03 H27/04 H27/05 H27/06 H27/07 H27/08 H27/09 H27/10 H27/11 H27/12 H28/01
使用日数
(日間)
30 28 33 30 31 30 30 29 33 29 31 31
使用量
(kWh)
527 367 309 245 241 292 425 260 271 281 428 639
請求金額
(円)
16,597 11,383 9,374 7,479 7,130 8,271 12,098 7,017 7,272 7,565 11,886 23,862

年月 H28/02 H28/03 H28/04 H28/05 H28/06 H28/07 H28/08 H28/09 H28/10 H28/11 H28/12 H29/01
使用日数
(日間)
32 30 29 33 29 30 32 31 28 32 29 33
使用量
(kWh)
586 510 335 248 224 298 366 295 217 395 482 583
請求金額
(円)
16,401 13,981 8,709 6,461 5,744 7,440 9,186 7,173 5,347 9,911 12,364 15,210

やよいの青色申告に入力する

準備

やよいの青色申告に電気代を入力するには、あらかじめ準備が必要です(ただし、必ずしも必要というわけではなく、なにに使ったお金か、をわかりやすくするため)。
以下、準備方法。

科目設定を開くやよいの青色申告を立ち上げたら、左側の「導入」をクリックし、「科目設定」をクリックします。

水道光熱費をクリック損益科目そんえきかもく」のタブをクリックし、下の項目から「経費」の中にある「水道光熱費」を探します。

補助作成をクリックやよいの青色申告の上の方にある「補助作成」をクリックします。

電気代と入力補助科目の新規登録画面が開くので、「補助科目名」に「電気代」と入力します。わかりやすい名前であればなんでもいいです。
「サーチキー設定」は、いちいちマウスで操作しなくても、ここで設定したローマ字を入力すれば、自動的に「電気代」と選択されるようにする設定。
たとえば「DENKI」と設定しておけば、キーボードでD・E・N・K・Iと押していけば、いちいちマウスでメニューの中から「電気代」と選択しなくても、自動で入力できるのです。

設定が終わったら、「登録」をクリックします。

電気代が追加された先ほどの「損益科目」の「水道光熱費」に「電気代」が加わりました。

補助科目の選択このように「水道光熱費」を選択した時に、その補助科目に「電気代」が加わりました。
電気代以外に「ガス代」とか「水道代」も経費で落としたい場合は、「補助科目」に登録しておきます。

実際の入力

以下が明細だとします。


年月日 ご利用店名 ご利
用者
支払
開始
年月
支払
回数
ご利用金額
(円)
現地通貨額
<<今回のお支払明細>>          
17/2/5 東京電力ご利用料金01月分   本人 17/2 1 23,862

取引の仕訳日記帳を開くでは、実際に電気代を会計ソフトのやよいの青色申告に入力してみましょう。
立ち上げたら、①「取引」をクリック。
続いて、②「仕訳日記帳」をクリックします。

以下のように入力します。

クレジットカードの場合
日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
伝票No. 借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額  
02/05 水道光熱費 23,862 未払金 23,862 東京電力ご利用料金01月分
  電気代        

「日付」は、クレジットカードの明細に書かれていた日付。
借方勘定科目(かりかたかんじょうかもく)」は、「水道光熱費」。
貸方勘定科目(かしかたかんじょうかもく)」は、「未払金」としてください。
摘要(てきよう)」は、クレジットカードの明細に書かれていたもので。
「借方補助科目」は、上で設定した「電気代」を選択します。

銀行引き落としの場合
日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
伝票No. 借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額  
02/05 水道光熱費 23,862 未払金 23,862 東京電力ご利用料金01月分
  電気代   ジャパンネット銀行    

「日付」は、通帳の明細に書かれていた日付。
借方勘定科目(かりかたかんじょうかもく)」は、「水道光熱費」。
貸方勘定科目(かしかたかんじょうかもく)」は、「普通預金」としてください。
「摘要」は、通帳のの明細に書かれていたものか、自分で分かる内容で入力しておきます。
「借方補助科目」は、上で設定した「電気代」を選択します。
「貸方補助科目」は、設定してあれば「普通預金」の補助科目(私の場合は「ジャパンネット銀行」を登録してあります)を選択します。

コンビニで支払っている場合
日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
伝票No. 借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額  
02/05 水道光熱費 23,862 現金 23,862 電気代 01月分
  電気代        

「日付」は、コンビニで支払った日付。
借方勘定科目(かりかたかんじょうかもく)」は、「水道光熱費」。
貸方勘定科目(かしかたかんじょうかもく)」は、「現金」としてください。
「摘要」は、「電気代 ○月分」のようになんの支払いかわかるようにしておきます。
「借方補助科目」は、上で設定した「電気代」を選択します。

入力し終えたところでんき家計簿でダウンロードしたCVSを見ながら、12月~11月分の電気代を入力してみました。

12月の電気代は?

12月の電気代を翌年の1月に支払った場合はどうなるのでしょう?
電気代に限らず、今回の日付の方法で入力している場合、翌年に支払った電気代は今年の分には入力せずに、来年の帳簿をつけるときにその年の分として入力します。

もし、1月~12月で入力しちゃったよ!という場合は、1~12月のルールで今後入力していきます。

家事按分

自宅を仕事場として使っている場合、電気代のすべてが経費になるわけではありません。
仕事で使った分と、生活として使った分をわける「家事按分かじあんぶん」をする必要があります。
例えば、4人家族が住んでいて、1日の内、8時間を仕事として使用する場合・・・
睡眠時間を10時間として、寝ている間はほぼ電気を使わないと仮定すると・・・

1ヶ月の電気代 / 4人8時間 / (24時間 - 10時間)

のような計算式になります。
これを計算すると、1ヶ月の電気代の内、仕事として使用する電気代の割合は、「14.29%」になります。このような割合を自分で決め、あらかじめやよいの青色申告に入力しておきます。

決算・申告の家事按分家事按分の入力は、①「決算・申告」をクリックし、②「家事按分」を開きます。

仕事で使った割合を入力「勘定科目」を「水道光熱費」を選択。すると、入力した電気代の合計が「金額」の部分に表示されます。
「事業割合」の部分に、先ほど計算した「14.29」を入力。
「家事割合」の部分は、100% - 14.29% = 85.71%
の「85.71」を入力しておきます。

仕訳書き出し電気代をすべて入力したら、この「家事按分」を開き、上の方にある「仕訳書出」をクリックします。

登録「家事按分仕訳を登録してよろしいですか?」と表示されるので、「はい」をクリック。

仕事で使った電気代すると、仕訳日記帳の最後の部分に自動的に事業で使った電気代の金額を計算して、入力してくれます。

エクセルで電気代を入力

あまりお勧めはしませんが、エクセルで入力することも出来ます。ある程度税に詳しい人であればエクセルを会計ソフトの代わりにすることも出来るかもしれません。
もしエクセルを使って電気代を入力する場合は以下のように。

  A B C D E F
1 日付 勘定科目 摘要 購入金額 支払金額 残高
2   補助科目        
3 2月5日 水道光熱費 東京電力 01月分 \23,861
4   電気代        
5 3月5日 水道光熱費 東京電力 02月分 \16,401    
6   電気代        
7 4月5日 水道光熱費 東京電力 03月分 \13,981    
             
100     水道光熱費合計 =D3+D5+D7+D9+...    
101

まとめ

確定申告の時に最もめんどくさいのが、経費の入力・計算です。
特に電気代なんかは、感熱紙の薄い紙切れがポストにポンと入れてあるだけだったりするので、なくしてしまったりすることが多いんですよね。
なのでできれば、電気代は銀行引き落としか、一番いいのはクレジットカード払いなんですけれど。

なくしてしまった明細も、電力会社に言えば、すぐに再発行してくれるので、安心です。
駆け足で説明してきましたが、電気代の入力について参考にしてもらえれば、と思います。

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投稿日:2015/01/12 22:56:14
更新日:2015/01/12 22:56:14

 

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