携帯電話代を経費で落とす

個人事業主にとって、最も経費として落としやすい、いや落としたいのは携帯電話代ではないでしょうか。今回はやよいの青色申告を使った携帯電話代の経費

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携帯電話代を経費で落とす

2009/01/19 19:44

携帯電話代を経費で落とす方法は、以前にも紹介したのですが(参照:電気代・電話代 経費家事按分 水道光熱費)、今回はやよいの青色申告を使ったもっと具体的な方法を載せたいと思います。
ちょうど、先ほど私の入力が完了したところですし。(笑)

携帯電話代と経費

ほとんどの人が携帯電話をもっている現在、個人事業主で携帯電話を持っていない人はほとんどいないでしょう。
また、実際には仕事として携帯電話を使っていなくても、税理士や青色申告会で経費として落とすように勧められるのが携帯電話代ではないでしょうか。

必要経費として認められるのは、あくまで事業として消費したお金なワケですが、携帯電話の内容は記録しようがないので、実際にはどれくらい事業として使ったか・・・は、証明出来ないし、つっこまれにくいポイントでもあると思います。
そのため、真っ先に?経費として考慮すべき項目であると思います。
とはいえ、初めての確定申告の人にとっては、なにをどうやっていいのかわからないでしょう。

そこで、今回は私の例を元に、やよいの青色申告を使って入力する方法を紹介します。
やよいの青色申告で入力することを帳簿をつけるとか、記帳するといいますが、入力が完成すると確定申告の時に提出する決算書等の書類を印刷することが出来ます。

銀行の通帳を用意する

最近は身元確認のため、携帯電話代は銀行振込かクレジットカードのどちらかになってきました。
場合によってはコンビニ等で支払っている人もいるでしょう。
どの場合でも「いつ」支払ったか。という資料が必要です。
今回は銀行振込の例で紹介します。

ジャパンネット銀行の取引明細
私の場合は、事業用の口座としてジャパンネット銀行を使用しています。
ジャパンネット銀行のようなネット銀行の場合は、ネットで通帳の内容を見ることが出来るので、電話代が引き落とされた日付を確認します。
12ヶ月分の引き落とされた日付を確認します。(印刷するか、メモするか)

ソフトバンクは、毎月6日に引き落とされるようです。
ただし、6日が土日、祝日の場合はその次の平日に引き落とされるようです。
画像が12月8日になっているのは、そのためです。

ご請求内訳紹介をクリック
次に、携帯電話代の明細を用意します。
ソフトバンクは、マイソフトバンクで見ることが出来るのですが、過去6ヶ月分しか見ることが出来ません
そのため、毎月印刷しておくか、105円かかりますが明細を送ってもらうようにしてください。
マイソフトバンクのご請求内訳紹介をクリックします。

印刷しておくと便利
電話番号別印刷をクリックし、印刷しておきます。(印刷したものは、7年間保存しておきます)

ご請求金額
ご請求金額の金額が、引き落とされた金額です。

やよいの青色申告で入力する

取引→振替伝票
次にやよいの青色申告を起動し、「取引」→「振替伝票」をクリックします。

引き落とされた日付を選択
日付の部分をクリックすると、カレンダーが表示されるので引き落とされた日付を選択します。

日付について

基本的に銀行振込のような場合、「請求書が届いたとき」と「実際に引き落とされた時期」の2回入力します。
この記帳の仕方を「発生主義」といいます。
それに対し、実際に引き落とされたときだけを入力していく方法を現金主義といいますが、携帯電話代のようにいつ請求されたのかよくわからないような場合、銀行振込であっても現金主義のように実際に引き落とされた時だけの入力でいいんじゃないかと思います。

実際には1個前の月の電話代を支払うため、先月の電話代が確定した時点で入力する。というのが正しいんでしょうけれど、実際には5月12日~6月11日のような中途半端な日付が1ヶ月分となっているため、私の場合は口座から引き落とされた日付だけ入力しています。

よくわからない。って人は、あんまり気にしなくてかまいません。
この部分は読み飛ばしてください。たぶん、色々入力していくうちに「あ、あれはこのことを言ってたのか」なんて思えるようになるでしょう。

借方勘定科目に通信費を選択
日付の下の「借方勘定科目」をクリックすると、そこに入力出来る勘定科目の一覧が表示されるので、その中から「通信費」を選択します。

補助科目とは

補助科目は、登録した携帯電話を選択
補助科目に関しては、自分で登録しておく必要があります。
上の画像を見ると、補助科目には

という3つの選択肢がありますが、これはあらかじめ私が登録しておいたからです。
このような補助科目の登録の仕方は、補助科目の作成を参考に同じように「携帯電話」を登録しておいてください。

先ほどの振替伝票に戻って「借方補助科目」の部分に「携帯電話」を選択します。

金額を入力
借方金額に引き落とされた金額を入力します。

貸方勘定科目や貸方金額、補助科目等を入力
貸方勘定科目等も上の画像のように入力します。
貸方金額は、借方金額と一致させます。

登録をクリック
登録ボタンをクリックすると、振替伝票が登録されます。
他の帳簿と違って、振替伝票は登録ボタンをクリックしないと入力されません。

1~12月までの金額を入力しますが、先ほど書いたように引き落とされた日付で入力していくため、実際には去年の12月分から今年の11月分の携帯電話代の入力になるはずです。

按分

個人事業主の場合、携帯電話にしろ、電気代にしろ、個人で使用しているものを使用していると思います。
その場合、携帯電話代すべてを経費として落とすことは出来ません。
個人で利用した分と事業で使用した分を分けなければなりません。
それらの比率を決めることを按分といいます。
詳しくは、電気代・電話代 経費を参考にしてください。
私の場合は、個人で使用した分と事業で使用した分を50:50にしました。
もちろん事業用で使用している専用の携帯電話がある場合、0:100でもかまいません。
やよいの青色申告で按分するには、家事按分 水道光熱費を参考にしてください。

決算・申告の家事按分をクリック
1年間分の携帯電話代の入力が完成したら、「決算・申告」タブをクリックし、「家事按分」をクリックします。

事業と個人で使っている比率
ごらんのように携帯電話代は、個人と事業用が50:50で按分してあります。
「仕分書出」をクリックします。
これで経費として入力出来ました。

按分されて、仕訳日記帳に記録されます
仕訳日記帳を開いてみます。
按分された額が登録されています。

簡単取引入力

簡単取引入力でも入力出来ます
振替伝票を使わず、簡単取引入力でも入力出来ます。
初心者の方は、こちらを使った方がわかりやすいでしょう。

家族の分も引き落とされている場合

最近はソフトバンク意外でも、家族の分をまとめて誰かが支払えば、その電話機同士の電話代が24時間無料な、家族割りを適用している場合もあるでしょう。
その場合は、家族の分をあらかじめ引いておく必要があります。
もし家族の分も同じ口座から引き落とされている場合の振替伝票の例は、

家族の分も支払っている場合
こんな感じ。

決算書で確認

実際に確定申告で提出する決算書を出力してみましょう。

決算書を確認
ごらんのように「通信費」の部分にちゃんと按分した金額が加算されています。
この金額が、売上から引かれることになります。
つまり、その分儲けが少なくなり、税金が安くなります。

私のような超弱小個人事業主なんかだと、所得税は5%ですから、携帯電話代が71,479円事業でかかったとしたら、
71479円 × 5% = 3573
税金が安くなります。

たった3500円程度か~。なんて思うなかれ。
実は所得税の額は、来年支払う住民税、健康保険料と密接に関連してきます。
つまり、来年度支払う住民税は7000円ぐらい安くなります。

健康保険料も含めると、実際は14,000円ぐらい安くなるんじゃないでしょうか。
こう考えると、経費もバカになりません。
領収書を取っておくというのは、このようにちりも積もれば山となる経費の証明書を取っておくことにもなるわけです。

もっと細かく

今回は、12月~11月という入力で行いましたが、正式に?記帳する場合は、

1月に引き落とされる去年の12月分

1月に引き落とされる去年の12月分の携帯電話代
1月に引き落とされる携帯電話代は、去年の12月分の携帯代になりますが、この場合借方勘定科目を「未払い金」。
貸方勘定科目を「普通預金」として引き落とされた金額を入力します。

12月分の携帯電話代

来年引き落とされる12月分の携帯電話代
その年の12月分の携帯電話代は、来年の1月に支払う予定なので、「借方勘定科目」を「通信費」、「貸方勘定科目」を「未払金」にします。
で、日付は12月31日にします。