確定申告 クレジットカードの帳簿

確定申告の帳簿をつけるときにクレジットカードで商品やサービスを購入した場合の帳簿の付け方を紹介します。やよいの青色申告を使っています。個人で使った場合と混ざっている場合も

会計ソフト de 確定申告
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確定申告 クレジットカードの帳簿

2013/03/05 21:25

 

クレジットカードの帳簿の入力について、例を紹介したいと思います。
私のような個人事業主など、事業で使うような商品を購入する場合、クレジットカードで支払っておくと、後で明細が送られてくるので帳簿付けも楽にできるし、明細が領収書の代わりになる(らしい)ので、一石二鳥。
ただ、じゃあ、実際に会計ソフトや帳簿に記録するとなると、どのように入力したら良いのか迷ってしまいます。
※ 一応、お店が発行した領収書もとっておくと良いと思います

そこで、今回は私が行なっているクレジットカードで購入した商品やサービスを経費として計上する場合の、やよいの青色申告での入力の仕方を紹介します。

クレジットカードで経費

まず、クレジットカードで事業で使う商品やサービスを購入した場合の入力は、2つのパターンが有るらしいです。また、1枚のクレジットカードで仕事で使うものも、個人で使うものも購入している場合など、入力の仕方がよくわからないという人も多いと思います。
そこで、今回は私が使っている方法や私の知り合いなどが行なっている方法などをまとめて、2つのパターンを紹介します。

それから注意点として、最近はクレジットカードの明細もインターネット上で見れるようになりましたが、経費削減の一環か、明細を送って来ないで自ら印刷しないといけないクレジット会社もあるので注意してください。
クレジット会社によっては、明細がさかのぼれる期間が3ヶ月から半年までしか見られないので、その都度、印刷しておく必要があります。
意外と多いと思いますが、確定申告時期になってまとめて帳簿をつけている人は、忘れないように注意してください。

未払金

まず、実際の入力方法を紹介する前に、クレジットカードで支払ったり、外注で後でお金を支払うような場合、会計ソフトには「未払金」として入力します。
たとえば、「仕訳日記帳」で入力する場合・・・

決算 日付 タイプ 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
付箋1 伝票No. 生成元 借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額 借方税区分 貸方税区分
  01/05   雑費 1,000 未払金 1,000 参考資料購入
      書籍代  

実際に引き落とされた日付で、次のように入力します。

決算 日付 タイプ 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 摘要
付箋1 伝票No. 生成元 借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額 借方税区分 貸方税区分
  03/11   未払金 1,000 普通預金 1,000 クレジットカード支払い
          ジャパンネット銀行

このように「未払金」で処理します。クレジットカードや外注など、後でお金を支払う場合、着払いで商品を購入した場合などなど、注文した日付と支払日が別々の場合に使用します。で、あとで入力しやすいようにあらかじめ「未払金帳」というものを作っておきます。

未払金帳の作成

設定の帳簿・伝票設定をクリックまず、上のメニューの中の「設定」をクリックし、表示されたメニューの中から「帳簿・伝票設定」を選択します。

名称設定をクリック続いて、「帳簿」タブの中にある「名称未設定」の部分をクリックしてチェックを入れ、右横にある「帳簿の設定」の「名称」にある「名称未設定」をクリックします。
クリックすると、入力可能になるので「未払金帳」と入力します。

未払金帳を作成「金額欄の名称」の左側を「購入金額」、右側を「支払金額」と入力。
そして「増加する貸借区分」を「貸方」の方にチェックします。
その下の「対象勘定科目」の中から「他流動負債」を探し、チェックを入れ、「未払金」にもチェックを入れます。

帳簿・伝票に未払金帳ができたこれで「未払金」の帳簿ができました。
未払金帳を表示させるときは、上のメニューから「帳簿・伝票」をクリックし、「未払金帳」をクリックするだけです。

では、実際にクレジットカードで商品やサービスを購入した時の会計ソフトへの入力の仕方を紹介します。

きっちりつける場合

まずはきちっと購入したものを全て分けて入力する方法です。

例として実際の2013年1月の私のクレジットカードの明細を使用して入力してみます。
ここで注目して欲しい点として、「ドコモ通信費」と「キーボード購入」「マイクロソフト オフィス」「パソコンパーツ購入」は、仕事で使うために購入しましたが、「au電話利用料」「燃料代」は、うちの親父の分を建て替えただけなので、経費にはできない分。
つまり、事業用と私用とが混ざっている点です。

クレジットカードの明細

今回の例では、このように「事業用」「個人使用」と混ざり合った場合を紹介します。
では、早速やよいの青色申告での入力を紹介します。
先ほど作成した「未払帳」を開いて入力します。

決算 日付 タイプ 相手勘定科目 摘要 購入金額 支払金額 残高
付箋1 伝票No. 生成元 相手補助科目 補助科目 相手税区分 税区分 消費税額 消費税額  
              繰越金額  0
  01/05   通信費 ドコモデータ通信費 2,618 2,618
      携帯電話代      
  01/22   消耗品 キーボード購入 1,345 3,965
             
  01/24   雑費 マイクロソフト オフィス 3,115 7,078
      ソフト購入費      
  01/24   消耗品 パソコンパーツ購入 18,780 25,858
             
  01/31   通信費 ドコモデータ通信費 3,802 29,660
      携帯電話代      
  01/31   事業主貸 au電話利用料(私用) 1,924   3,1584
             
  02/12   事業主貸 燃料代(私用) 443 32,027
         
  03/11   普通預金 未払金の支払い 32,027
      ジャパンネット銀行  

1月31日の「au電話利用料(私用)」と2月12日の「燃料代(私用)」の文字色が薄くなっていますが、これは事業用ではなく個人で使ったぶんとしてわかりやすく文字色を薄くしてみました。(やよいの青色申告では実際には文字の色は変えられません)
で、1月5日から2月12日までクレジットカードで購入したものが、3月11日に引き落とされています。
このように経費など事業で使うものと、個人で使うものを1枚のクレジットカードで購入している場合、両方共入力しています。
ただ、経費と分けるため、個人の利用で購入した場合は、「事業主貸」で入力します。「貸(かし)」なので、事業のお金を「貸し」てるからですね。

2月12日の時点で、クレジットカードで支払った金額の合計は、32,027円になりました。
3月の11日に、銀行口座から引き落とされたので、これも入力します。その時に(当たり前ですが)先ほどの32,027円と引き落とされて入力した金額が、同じく32,027円かどうかチェックしてください。この金額が違ってくると、後々、計算が合わなくなって、どこがおかしいのか探すのに苦労することになります。

以上が私が行なっているクレジットカードで買物をした時の、入力の仕方です。
私のようにクレジットカードの買い物がそれほど多くない場合は、この方法でもいいのですが、一般的には、次に紹介する方法で入力している人が多いようです。税理士さんも、この次の方法を薦めてくる人が多いようです。

引き落とし日が購入日

先ほどの入力方法だと、「購入日」と「引き落とし日」の2回にわたって入力する必要がありました。ところが、これだとすご~くめんどくさい。特に1枚のクレジットカードで、個人用の買い物も済ませている人なんかは、「この日は、何を買ったんだっけ・・・」なんていちいち調べるのもめんどくさかったり・・・。
そこで、引き落とされる日にまとめて購入したってことで記帳してもいいみたいです。
そして今度は、「預金出納帳」で入力します。
たとえば先程の例で言うと、

決算 日付 タイプ 相手勘定科目 摘要 預入金額 引出金額 残高
付箋1 伝票No. 生成元 相手補助科目   相手税区分 税区分 消費税額 消費税額  
              繰越金額  0
  03/11   通信費 ドコモデータ通信費 2,618 2,618
      携帯電話代  
  03/11   消耗品 キーボード購入 1,345 3,965
             
  03/11   雑費 マイクロソフト オフィス 3,115 7,078
      ソフト購入費      
  03/11   消耗品 パソコンパーツ購入 18,780 25,858
             
  03/11   通信費 ドコモデータ通信費 3,802 29,660
      携帯電話代      
  03/11   事業主貸 生活費等 2,367 32,027
         

こんな感じ。個人で使った分に関しては、事業主貸でまとめてしまいます。また、先ほどのように購入日で未払金として処理していないため、引き落とされた日付の入力で済んでしまうので、楽です。
税務署としては、経費で使ったお金に関しては「金額」と「用途」は大事だけれど、「いつ買ったか」に関してはほとんど重視しないようです。確かに、購入した日付で税金が変わってくるわけではありませんからね。
ただし、以下の場合は「日付」も重要になってきます。

1月と2月の引き落とし

クレジットカードで支払いをすると、実際に引き落とされるのは1~2ヶ月後になります。先程の例でも、1月5日に購入した支払いが実際に引き落とされるたのは3月の11日と、2ヶ月以上も後になっていました。
つまり、11月や12月にクレジットカードで購入した場合は、今の入力方法だと入力できないことになります。そこで、1月と2月に引き落とされる場合は、「未払金」で処理します。
今度は再び「未払金帳」で入力します。

決算 日付 タイプ 相手勘定科目 摘要 購入金額 支払金額 残高
付箋1 伝票No. 生成元 相手補助科目 補助科目 相手税区分 税区分 消費税額 消費税額  
              繰越金額  100,000
  11/22   消耗品 マウス購入 900 100,900
         
  11/30   通信費 ドコモデータ通信費 1,800 102,700
      携帯電話代  
  12/05   消耗品 DVD-R 2,000 104,700
             
  12/24   事業主貸 クリスマスプレゼント 5,000 109,700
         
  12/30   事業主貸 おせちなど食材 3,000 112,700
         

ここまでで、その年のクレジットカードの入力は終わり。で、翌年、帳簿をつけるときに、「未払金帳」で引き落とされた日付、金額を入力します。

決算 日付 タイプ 相手勘定科目 摘要 購入金額 支払金額 残高
付箋1 伝票No. 生成元 相手補助科目 補助科目 相手税区分 税区分 消費税額 消費税額  
              繰越金額  112,700
  02/11   普通預金 未払金の支払い 12,700 100,000
      ジャパンネット銀行  

実際には1~2月に引き落とされたぶんは、翌年の入力になるので、来年の文を付けるときに入力します。
確定申告の申告期限は、3月15日までなので、1~2月の明細が発行されるまで入力が中断しても、十分間に合いますね。

まとめ

クレジットカードで事業用で使うようなものを購入しておくと、帳簿をつける時にすごく楽になります。
ただし、個人事業主や独立したりすると、クレジットカードを作りたくてもなかなか審査が通らなかったりします。なので、これから独立しようと思っている人は、会社勤めしているうちにクレジットカードを1~2枚ほど作っておくことをおすすめします。

また、私もやってしまうんですけれど、最近は携帯電話の明細やクレジットカードの明細などが、インターネット上で閲覧できたりPDFとしてダウンロードできたりするサービスが主流になりつつありますが、その場合、必ず毎月毎月PDFをダウンロードして保存しておくか、プリントしてとっておくことを忘れないでおくこと。

3ヶ月分しかダウンロード出来ない
ジャックスカードなんかは半年前まで遡れますが、UCSなんかはたった3ヶ月前までしか遡って見ることができないんですよね。
なので、2月頃確定申告の準備をしようとしても、もう見られない。なんてことも・・・。

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