バリューコマースの確定申告
2012/02/14 12:39
アフィリエイトの帳簿の仕方 A8ネットでA8ネットを例にした帳簿の書き方と、確定申告の仕方を紹介しましたが、今回はバリューコマースの帳簿の付け方を紹介します。
バリューコマースは、サイトごとに利益を管理しなくてはならないので、ちょっと扱いがや奴しいです。
なので、エクセル(もしくはエクセル互換のソフト)を使って1ヶ月ごとの利益を計算し、やよいの青色申告に入力していきます。
1ヶ月の利益を計算する
バリューコマースの管理画面
私の場合は、エクセルはちょっと高いのでキングソフトのスプレッドシートというエクセルとそっくりなソフトを使っています。
こうしたエクセル互換のソフトを使って、各サイトごとに1ヶ月の利益を入力していきます。
以下はやり方。
まずは、バリューコマースの管理画面にログインします。
1番目の登録サイトの「レポート」をクリックし、「ファイナンス」をクリックします。
期間を1月から12月までにセットし、表示ボタンをクリックします。
2011年度分の確定申告をしたい場合は、2011年1月から2011年の12月になります。
報酬情報の1月の「合計」の方の値をメモしておきます。
もしくはこの画面を開きっぱなしにしておきます。
エクセルを立ち上げる
エクセルを立ち上げ、画像のように1行目のB以降の列にわかりやすく管理しているサイト名を入力します。
Aの列に2行目から1~12月と入力し、その下に「合計」と入力します。
で、先程の1月の合計をB-2の部分に入力します。
書式を「通貨」にしておきます。
他のサイトも同じように入力していきます。
ここでは4つのサイトを例に上げますが、4つ目のサイトの隣に「1ヶ月ごとの合計」と入力し、F-2の欄に
=SUM(B2:E2)
と入力し、エンターキーを入力します。
これは、B2からE2まで(B2・C2・D2・E2の4つ)の値を合計して表示。の意味で、画像のように合計の値をF-2に表示してくれます。
同じようにF-3には、
=SUM(B3:E3)
と入力し、12月のぶんまで繰り返します。
個々の列の値をメモしておくか、このままエクセルを開きっぱなしにしておきます。
やよいの青色申告を開く
やよいの青色申告を立ち上げます。
インストールの仕方は、やよいの青色申告のインストールを参考にしてください。
なお、お試し版でも全く同じなので、まだ購入していない人はお試し版でもOKです。
立ち上げたら、「導入」の「科目設定」をクリックします。
「売掛金」の部分を探し、クリックしてください。
黒く反転させます。
「補助科目名」に「バリューコマース」と入力します。
サーチキーは入力しなくてもかまいませんが、ここにローマ字を設定しておくと、マウスを使わなくてもローマ字を入力するだけで選択できるので、入力が楽になります。
「登録」をクリック。
「補助科目」が「バリューコマース」になっていることを確認します。
日付の部分に、1月の最期の日、「1月31日」である「0131」と入力。
「相手勘定科目」:「売上高」
「摘要」:「1月成果合計」
「売上金額」:エクセルで合計した値(F-2)を入力します。
2月のぶんも同じように入力していきます。
入金の処理
今度はお金を振り込まれたぶんを入力します。
バリューコマースを始め多くの企業は、実際に入金するのは請求後の2ヶ月後になり、バリューコマースも3月になります。
事業用として使っている口座の通帳やオンラインサイトで振り込まれた額を確認します。
バリューコマースの場合は、1サイトあたりの報酬が1,000円未満だと1,000円以上になるまで振り込まれません。
そのため、1月の値と振りこまれた額が一致しないこともあります。
で、この振りこまれた額をメモしておきます。
やよいの青色申告の「売掛帳」を開き、
「日付」:0315(3月15日)
「相手勘定科目」:普通預金
「摘要」:掛代金振込
「回収金額」:入金された金額
を入力します。
先ほどの売上金額と違い、「回収金額」の欄に入力することに注意してください。
振込手数料
バリューコマースは振込手数料がかかり、
※ 修正
バリューコマースは現在、振込手数料がかからないようです。
参照 Q and Aより
なので、ここの部分は飛ばしてしまってかまいません。が、一応、振込手数料がかかるような取引の場合の参考にするように残しておきます。
実際の入力の続きは、こちらから。
UFJ銀行 | 3万円以下 | 94円 |
3万円以上 | 147円 | |
UFJ銀行以外 | 3万円以下 | 252円 |
3万円以上 | 288円 |
となっています。
この振込手数料は経費として計上できるので、この金額も入力します。
振込手数料の記帳 | |
日付 | 3月15日(振りこまれた日付) |
相手勘定科目 | 支払手数料 |
摘要 | 振込手数料 |
売上金額 | --- |
回収金額 | 252円(各金額に応じた額) |
のように入力します。
確認
ここまで来たらちゃんと申告書に反映されているか確認します。
左下の「印刷」をクリックします。
プリンターの電源を入れていなくてかまいません。
まだ「内訳金額」を入力していないので、画像のような警告が表示されますが、「続行」をクリックしてください。
これが申告書と一緒に税務署に提出する「収支内訳書」の表面です。
収入金額の「売上(収入)金額」の部分に1月と2月の売上の合計が記載されていると思います。
このようにして12月までを入力していけばOK。
バリューコマースに限らず、他の収入(給与収入は除く)も入力していくと、この値が増えていきます。
振込手数料も経費としてちゃんと記載されていることがわかります。
※ 追加 バリューコマースの場合、振込手数料がかからないので実際にはここにはバリューコマースの入力で変化はありません。
このように会計ソフトを使えば、帳簿の知識がなくても入力していくだけで必要な書類に、必要な値が自動で記載してくれるので、めちゃめちゃ便利なことがお分かりいただけたと思います。
かく言う私も、自営を始めた頃は会計の「か」の字も知らなかったし、周りに聞ける人がいなかったのですが、やよいの青色申告を使って2週間後には完成させることができたんですけれど。
また会計ソフトだけでなく、エクセル(私の場合は、キングソフトのスプレッドシートを使っていますが)を使えば、月毎の売上などを表でわかりやすく見ることができたり、グラフにすることもできるので、会計ソフトと平行して使うことをお勧めします。
関連ページ
【 エヌ 】 2012/03/12 06:40
あれ?バリューコマースの振込手数料は無料じゃないですか?それと振込金額は1000円以上からだったような。
【 管理人 】 2012/03/12 07:32
ご指摘ありがとうございます。
改正前の情報で書いていました。修正しておきました。
上の記事は修正済みのものになります。
この記事の間違いを指摘する
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