FXのスワップ金利の税金

FXの魅力の一つに、スワップ金利があります。豪ドルや南アフリカランドは、金利が高いため、金利で収入を得ることも可能です。ただし、税金がかかってくるので

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FXのスワップ金利の税金

2011/08/30 04:43

 

FX(外国為替取引)の魅力の一つが、外国の通貨を所有する事によって得られる金利です。
日本はバブルが崩壊してから、金利がほぼゼロの状態が続いていますが、外国ではまだまだ金利が高いです。

FX画面の見方
上の画像は、iPhoneのサイバーエージェントFXのアプリ画面です。
簡単に説明すると、南アフリカの通貨「ランド」を、2011年8月18日に「10.809円」の時に「70000」通貨分所有していて、現在はこの10.809円よりも下がってしまった(82銭分)ため「マイナス5,740円」の含み損を抱えているということを表しています。
そして注目すべきところは、スワップ金利の1,092円の部分で、これが8月18日から1日約13円×7(7万通貨の7)の金利が12日間ついたことを表しています。

13円×7×12日間=1,092円

日本の銀行に100万円を預けても、1カ月当たり100円程度、1日に換算すると3円ほどしかつかないんですけれど、FXの場合は、このように日本では考えられないぐらいの金利の通貨を所有する事が出来ます。
外貨預金も似たようなものですが、外貨預金と違って手数料がほとんどかからないのと、レバレッジを効かせることによって、資金の最大25倍分の価値の通貨を扱う事が出来る点です。

スワップ金利の危険性

スワップ金利で利益を上げてけば、1日数百円程度の利益しかありませんが、リスクはぐっと少なくなります。が、完全に0ではありません。
たとえばリーマンショック前は、ドルですら1万ドルで1日数百円の金利がつきました。
なので今以上にスワップ金利目的でFXを始めた人がいましたが、ほぼ彼らは資産を減らしました。
そこで、今回はスワップ金利目的の運営でリスクはないか、計算してみました。

豪ドル2万通貨+ランド7万通貨の場合

豪ドル2ポジションとランド7ポジションの場合のリスク計算
上の例は、豪ドル(オーストラリアドル)を2ポジション(2万豪ドルのこと)と、南アフリカランド7ポジション(7万ランドのこと)を所有した場合の例です。
仮に豪ドルが79.69円。南アフリカランドが10.81円の時に購入したとします。
豪ドルは、リーマンショック時の2008年10月につけた54.96円が最安値ですが、余裕を持って45円まで下がっても耐えられる計画にします。(C-2の45の部分)
購入した79.69円の時より、34.69円の差があります。(D-2の部分)
仮に45円まで下がったときは、

34.69円 × 2ポジション × 10,000万通貨 = 693,720円

だいたい70万近くの含み損をかかえることになります。

南アフリカのランドは、2008年の10月につけた7.62円が最安値になっています。
が、ここでも余裕を持ってランドが6円まで下がっても耐えられる計画にします。(C-5の6の部分)
こちらの差額は、4.81円。
仮にここまで下がったときの含み損は、

4.81円 × 7ポジション × 10,000万通貨 = 336,630円

さて、豪ドル2万通貨、ランド7万通貨を所有するのにかかる証拠金は、1万豪ドルで3万1500円。
1万ランドで4,300円なので、それぞれ

31,500円 × 2ポジション + 4,300円 × 7ポジション = 94,100円

がかかります。
すべてを足すと、

693,720円 + 336,630円 + 94,100円 = 1,124,450円

つまり、だいたい112万円ちょいあれば、豪ドルとランドが暴落しても(一応)耐えることが出来るという計算結果が導き出されます。
私の場合、だいたい150万円の資金で始めたので、この計画以上に暴落しても耐えることが出来ますね。

一日あたりの各通貨の金利さて、上の計画の場合どれくらいの金利がつくかというと、1万豪ドルで2011年8月現在だいたい110円(F-2の部分)。
ランドで15円(F-5の部分)の金利がつくので、
※左の画像では豪ドルは114円になっていますが、スワップ金利は日によって変化するため、多少の前後があります

110円 × 2ポジション + 15円 × 7ポジション = 325円/日

1日あたり325円の金利がつきます。
1ヶ月約30.5日とすると、9,913円。1年間では118,625円の金利がつくことになります。
※金利はFX会社やそのときの政策金利、また日によって変化します
たった1日325円か・・・・。なんて思うなかれ、何もしないでリスクも最小限に抑えて(完全に0ではありません)325円が入ってくるとしたら?
3年後には335,875円にもなるのです。

豪ドル3万通貨+ランド7万通貨の場合

豪ドル3ポジションとランド7ポジションの場合のリスク計算とスワップ
今度はちょっと冒険して、豪ドルを3万通貨(3ポジション)所有した場合を計算してみました。
この場合、1日につく金利は435円。
1ヶ月で13,268円。1年間で158,775円にもなります。
また、この計画の場合は、最低1,501,810円の資金が必要になってきます。
さっきと違って、金利の額はかなり上昇しましたが、リスクも上昇しました。
150万円の資金ではリスクが高いですね。

豪ドル2万通貨+ランド10万通貨の場合

ランドを10ポジションにし、最小値を5円にしてみた
今度は、豪ドルは2万通貨のまま(2ポジション)で、ランドを10万通貨(10ポジション)所有した場合の例です。
ただ、今度はランドが5円まで暴落したことを想定して計算してみました。
この場合、1日に得ることが出来るスワップ金利は370円
先ほどは325円だったのでちょっと増えましたね。
で、最低限必要な資金は、1,368,720円になりました。
150万円なら余裕がありますね。

ただ、私は非常に慎重派なので、最初に求めた豪ドル2万通貨+ランド7万通貨で実行することに決めました。

8月25日の時点での豪ドルの金利は1310円豪ドルの方は、2011年8月20日に購入しました。
左の画像は、それから5日後の8月25日の様子です。
5日間で1,310円ものスワップ金利がついていることがわかります。

8月25日の時点でのランドの金利は693円ランドの方は、8月18日に購入しました。
左の画像は、8月25日の時点です。
693円の金利がついていることがわかります。

8月27日の時点での豪ドルの金利は、1538円左の画像はさらに2日後の8月27日の時点の豪ドルです。
スワップ金利は実際には朝の6~7時につくので、実際には1日しか経過していないことになります。が、228円の金利が増えたことになります。
つまりだいたい1日220~230円ぐらいで金利が増えていくと言うことになります。

スワップ金利の税金

さて長々とスワップ金利の計画を説明してきましたが、そろそろ本題。
スワップ金利にかかる税金ですが、これはFX会社によって違ってきます。
たとえば、外為オンラインのようなFX会社の場合、スワップ金利は貯まっていくのですが、口座資金には反映されません。
何年か後に豪ドル、ランドを決済したときにまとめてドカンと金利が口座資産に反映されます。
それに対して、サイバーエージェントFXのような(上の画像はサイバーエージェントFXです)FX会社は、スワップ金利は即座に口座資産に反映されます。

前者のようなFX会社の場合は、決済しない限りスワップ金利には税金はかかりません。
が、決済したとしに税金がかかります。
たとえば、3年後スワップ金利の合計が30万円になったころに決済したとしたら、3年後の確定申告時に30万円を所得として計算します。

後者の場合は、12月31日までについた金利の合計を所得と考えます。
日本の銀行に預けたときの金利の税金は、自動的に税引き後の金額が利子としてつくわけですが、FXの場合は自分で確定申告する必要があります。

どっちが得?

もし、スワップ金利のみによって利益を増やしていく手法であれば、特にサラリーマンや主婦の場合、後者の方が断然お得です。
というのは、サラリーマン(正確には給与所得がある人。フリーターも含む)は、1年の合計で20万円以下の給与所得以外の収入があっても確定申告の必要がありません。
また、主婦(というか収入がない人)は、38万円以下の収入は確定申告の必要がありません。
なので、年間10万円程度のスワップ金利による収入は、税金もかからないし確定申告の必要もないことになります。

ただし資金が豊富にあって、サラリーマンで20万を超えるような金利収入になる人などは、決済しない限り確定申告が必要のない(当然税金も加算されない)前者のようなFX会社の方が有利でしょう。