FXと株の違い

FXと株の取引は、非常に似ていますが、異なる部分も多いです。今回、はじめて株に手を出してみましたが、FXと違う点が多くとまどっています。

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FXと株の違い

2011/09/28 19:42

 

リーマンショック以来の景気不安によって、株や各国の通貨が暴落しました。
私はFXで2年程、運営してきましたが、さすがにドルとユーロが暴落しすぎたので、8月で足を洗いました。
2年間の取引で、トータル的に利益を上げれたので、傷は浅かったどころか万々歳な状態なんですけれど、一度投資をはじめてしまうと、ただ単に銀行にお金を眠らせているだけでは、もったいないと感じてしまい、より安全な投資を探すようになりました。

結局、今現在はFXのスワップ金利の税金でも書きましたが、スワップ金利の収入でちびちびやっていく手法をとりました。
ただ、まだ余剰資金があるので、今度は株をやってみることにしました。
豪ドルと南アフリカランドも、ユーロ危機につられて暴落する危険があります。
円高の今こそ、投資するチャンスではありますが、1つに絞るとそれだけリスクも高くなるので、株や金といった他の投資でリスクヘッジ(リスクの分散)するわけです。

FXと株は、こんなに違う

で、実際に株で取引をはじめてみて、こんなにFXと違うんだ!という点がいくつかあったので書き連ねています。
私も株をはじめてまだ数日しか経過していないって事もあって、株自体を理解していないんですけれど、まったく投資自体が初めて。という人には、FXと比べちょっと敷居が高い気がします。
FXは、ほんとに単に通貨が上がるか、下がるか。だけですが、株の場合はいろいろな制約や覚えなくてはならないことが多いような気がします。
たとえていうなら、FXは宝くじ。
株はロト6みたいな感じ。
宝くじは、くじを購入してあとは発表があるまで待つだけですが、ロト6は01から43までの43個の数字の中から異なる6個を選択しなければなりません。
また的中させた人がいない場合、キャリーオーバーといって当選金が、次回に持ち越されたりと、ちょっと覚えなければならないことがあるのと同じ感じです。
もし、FXは行っているけれど、株は・・・・という人がいれば参考にしてください。

取引開始までの手続きが長い

FXをはじめたことがある人なら、非常に簡単に口座を持つことができると実感したでしょう。
インターネットで申し込んだら、身分証明書になるようなものをコピーし、FAXで送るかメールに添付して送れば、はやければ翌日ぐらいから口座が開け、取引が開始できます。
だいたい、3~4日ではじめることが出来るでしょう。
ところが、株の場合(楽天証券に申し込んだんですけれど)、インターネットで申込が出来るものの、それから返信用の封筒が届き、「特定口座開設届出書兼包括告知書」に署名・捺印し、所定の本人確認書類を添付して送らないといけません。
それから審査があるのか、結局株取引が出来る状態になるまで12日かかりました。
審査に落ちることはありませんでしたが、時間がかかるし、手間も多いみたいです。

デモがない!

FXをはじめる前、為替取引の「か」の字も知らなかった私は、デモトレードでやり方や仕組みを覚えました。
いろいろなFX会社がデモ用の無料で行える実践さながらの口座が用意してありますが、ヒロセ通商という会社のデモでFXの仕組みを覚えました。
ヒロセ通商だけでなく、いろいろな会社がこうした練習用のでもトレード口座を用意しているのに対して、株はほとんどありません!
FXに比べて株は、取扱銘柄が多いからなのかよくわかりませんが、株ってどうやって取引するんだろう。と思っても、よくわからない状態からはじめてしまいました・・・・。
まあ、でも、FXをやっている人なら何となく感覚的に操作できると思うんですけれどね。

レバレッジ

株の世界では、現物と信用の二通りの取引があって、現物は株そのものを所有するのに対して、信用はFXと同じく、証券会社からお金を借りてレバレッジを聞かせて株を購入します。
そのため、信用取引は株主になれるわけではありませんが、イメージ的には信用取引とFXは、似ています。
ただし、FXでも円以外の通貨を売りで購入すると(つまり日本円を購入すると)、スワップ金利がマイナスになり、1日ごとに金利分がマイナスになっていきます(もちろん、各国の通貨を購入すれば逆に金利がつくんですけれど)。
株の信用取引は、レバレッジもせいぜい3倍程度なので、FXの25倍と比べるとかなり制限されています。

決済

株を購入したり、購入した株を売却することを決済といいますが、これはFXも同じで、違和感はないんですけれど、FXの場合も、株の場合も通貨もしくは株を購入するときは、売りたがっている人を探し(ここは証券会社が自動で行うんですけれど)、買ったり、売ったりするのですが、FXの場合はそういったイメージを感じさせないで、単に買いたい金額で通貨を持つことが出来ます。
それに対して株の場合は、いくらその株がほしくてもその値で売ってくれる人がいないと購入できません。
これは、FXと株では市場の大きさが違いすぎるって事もあって、人気のない企業の株だといつまで立っても売り手が現れず、買えなかったり、逆に売ろうと思っても買い手がいずに売れないって事もあるみたいです。

たとえば今、東京電力の株は、震災の影響によってビックリするぐらいの安値になりました。
そのため、値動きが激しいこともあって、たった1円動いただけでも莫大な利益になる可能性があります。
そのため、投資や投機目的よりもギャンブル的に購入したくなりますが、いざ買ったものの売るときに買い手が現れず、売りたくても売れなかったり、売りたい金額より安く売れるかもしれないといったリスクがあるみたいです。

取引時間

FXでは、取引は月曜の朝7時ぐらいから、土曜の朝6時まで休むことなく取引が行われます。正月や祝日も関係なしです。
ところが、株は平日の朝9時から11時まで、それと12時半から3時までの1日4時間半しか取引が行われません。
注文自体は、24時間出来るんですけれど、実際に決済されるのは取引時間になるまで待たなくてはなりません。
FXに慣れた人には、この短い取引時間にとまどいを覚える人も多いと思います。

手数料

FXでは手数料はほぼ無料が当たり前になりました。
ただし、スプレッドといって通貨の購入価格と実際の価値に数銭円の差があり、実質的にはそれが手数料になるんでしょうけれど、せいぜいスプレッド程度です。
※例 1ドル80円でドルを購入した場合、実際には79円99銭の価値になる。

それに対して、株の場合は株を売却するときに売却の額によって手数料がかかります。
手数料は証券会社によってまちまちですが、FXのスプレッドに比べるとちょっと割高に感じます。
そのため、スキャルピングやデイトレのように短い時間で売買を繰り返す手法をしていると、割と手数料がかさんでしまいます。

私はFXでは主にスキャルピングがメインだったので、株の取引をす売るにあたって「待つ」という忍耐力を必要としなければなりませんでした。

税金

FXの税金は、FXの税金 でも書きましたが、雑収入として申告し、税率も収入によって変わってきます。
株の場合は、一律20%になります。
私のような超低所得者はFXの方がお得ですが、年収600万円以上のサラリーマンや専業で多額の利益がある人は、株の方が圧倒的にお得です。
また、株の場合は口座を開くときに「特定口座」を選択し、源泉徴収をアリにしておくと、勝手に証券会社が確定申告をしてくれます。
確定申告をしない(もしくはしたことがない)サラリーマンにとっては、こちらを選択しておきたいところですが、サラリーマンの場合、年間20万円未満の給与以外の収入は、非課税なので20万円以上の利益が出るかわからない。なんて人は、源泉をなしに選択しておいた方がいいかも。
まあ、そんな予測できないので、特定口座で源泉徴収をアリにしておいてかまわないと思うんですけれど。
もちろん多く払いすぎた税金は、取り戻すことが出来るので。

予測が出来ない!?

株価は、その会社の業績や噂、不祥事等によって上がったり下がったりしますが、FXに比べ動きが予測できないような気がします。
だって、東京電力があんな株価になるなんて、震災前にだれが予測できたでしょう?
ドルも75円になるなんて予測した人は少なかったかもしれませんが、何年も前からドルが50円になるんじゃないかという「トンデモ」予測をしている人はたくさんいました。
また日本航空が会社更生法を適用するなんて、予測していた人はいたでしょうか。

通貨の場合は、まあ、今のところ通貨がなくなるということはありませんし、暴落したといってもいって半額です。(ポンドは現在118円程度ですが、リーマンショック前は250円程でした。逆に当時は高値過ぎたってのもありますが)

株取引のベテランであれば、業績等から株価を予測できるかもしれませんが、初心者にとってはFXの方が予測が出来るというか、予測しなくてもある程度利益を上げることが出来るので向いている気がします。

まとめ

私自身、株のことについてまだよくわかっていないので、間違ったこともあるかもしれませんが、FXと株の違いはざっとこんなところです。
もちろんもっと色々違いはあるんでしょうけれど、きりがないのでこの辺で。

私の感覚では、FXの方が私に向いているし、初心者にも向いている気がします。
レバレッジを聞かせることが出来るという点で、FXはギャンブル的にみられることもありますが、レバレッジは自ら、調節できるので、レバレッジが高い=取引の自由度が高くなる。という感覚の方が正確だと思います。

株のように暴落や倒産の危機がない点や、スワップ金利がつく点、過去のレートからだいたいの値が予測しやすいのもFXの方がやさしい点でしょう。
たとえば、1ドルが300円になることはほぼないことはだれでも予測がつきます。
でも、トヨタ株が(現在2,600円程)6,000円になる可能性や1,000円を割り込む可能性はだれも否定できないでしょう。

ただ、FXだけに投資してしまうと、予測できない事態に陥ったときに対応できなかったり、大きな損失をかかえる可能性があります。
そういう点で、FX、株、金といったいろいろな投資商品に分散しておくのもリスクヘッジに繋がるんじゃないかと思います。