青色申告の進め方

ここでは青色申告の進め方をまとめてみました。ちょっと敷居が高そうに見える青色申告ですが、実際には非常に単純な繰り返し作業だとわかるはずです。

会計ソフト de 確定申告
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詳しくは「はじめにお読みください」をお読みください。

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青色申告の進め方

2008/12/25 02:41

青色申告するに当たって、どんな準備が必要でどのように進めていったらよいのでしょうか。
細かい進め方は事業内容によって違ってきますが、作家やカメラマン、フリーのプログラマー、アフィリエイターや小さいネットショップを経営しているような個人事業主のような場合は、ほとんど進め方に違いはないと思います。
そこで、確定申告をしたことがない人や、これから事業を始めようとしている人に、ここでざっと簡単に青色申告をするにはどんな手順が必要なのかを説明してみます。

開業する前に

確定申告には、青色申告と白色申告があります。
青色申告の複式簿記は、正式な記帳が必要で初心者には非常に敷居が高い半面、税制上かなり有利になります。
もしある程度儲けが発生するとわかっているのであれば、絶対青色申告をおすすめします。

ところが、すべての申告が青色申告出来るわけではありません。
青色申告が出来ない場合は、以下の2パターン。

1つめの「青色申告の承認申請書」は、事業開始から2ヶ月以内、もしくは3月15日までに税務署に提出していないといけません。
もし提出していなければ、その年の申告は白色申告しかできません。
詳しくはリンク先を参照してください。

2つめ、私もそうなんですけれど、主たる収入源が給与所得であり、副業として事業を行っている場合は青色申告出来ません。
詳しくは、副業(サイドビジネス)の確定申告を参考に。

帳簿をつける

会計ソフトのインストール

さて、青色申告の承認申請書を提出し、青色申告する手続きが整ったら日々実行することは、帳簿付けです。
こう書くとちょっと尻込みしてしまいそうですけれど、実際はずっと簡単。
事業にもよりますが慣れてくれば、申告前の1週間ほどで完了してしまうでしょう。
ただし、会計ソフトが必要です。
今時(?)複式簿記をペンでノートに記帳している人がいるのかどうかわかりませんが、会計ソフトを使わないでノートに記帳する場合は、かなりの知識と経験を要します。
当たり前ですが、私には無理です。(笑)
ところが、会計ソフトを使えば超簡単。
というわけで、会計ソフトをインストールします。

帳簿をつけてみる

あとは、実際に入力していくだけなんですけれども、毎日入力しなくてもゼンゼン平気。
事業によりますが、2~3ヶ月に1度まとめて入力する。なんて感じでもOK。
私のように売上がさっぱり無い(爆)場合、年末や年明けにまとめて入力・・・なんて事も・・・。
この入力作業が帳簿をつけるって事になるんですが、入力の仕方は当サイトで非常に詳しく載せているので参考にしてください。

経費を入力

経費の入力も帳簿付けの一部なんですけれど、個人事業主の場合、自宅兼事務所なんて言う人が多いと思います。
そういった場合、家賃や電気代は、全額経費にすることは出来ません。
帳簿付けになれてきたら、そういった特殊な経費の入力をしてみましょう。

預金通帳を預金出納帳へ

さて、売上高と経費の入力をしていけば、ほとんど入力作業は完成なんですけれど、実際にはそれ以外に事業用のお金をATMから引き出したり、生活費として使用したり、趣味の範囲で使用した・・・といった事業とは関係ない取引が出てきます。
事業用の口座に使用しているお金の動きは、こうした事業とは関係ないやりとりもすべて「預金出納帳(よきんすいとうちょう)」と呼ばれるものに入力する必要があります。

なので、預金通帳とにらめっこして、すべてのやりとりについて預金出納帳に入力します。

決算書の印刷と申告書の記入

すべての入力が完成したら、あとは印刷するだけです。