マイナンバーカードを取得するには

e-Taxを使ってオンラインで確定申告をする場合、マイナンバーカードが必要になってきます。マイナンバーカードを取得する方法を紹介します。

マイナンバーカードを取得するには

更新日:2017/02/11 00:08:56 twitter Facebook はてブ LINE

e-Taxでは、本人かどうかを認証するために「マイナンバーカード」という電子証明書による認証方式を使用します。なのであらかじめマイナンバーカードを取得しておく必要があります。
今回はマイナンバーカードを取得する方法を紹介します。

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目次

マイナンバーカードとは?

そもそもマイナンバーカードとは?

マイナンバーカードこちらがマイナンバーカードです。
クレジットカードや銀行のカードと同じ大きさで、「磁気」とSuicaなどで使われている「FeliCa(フェリカ)」が埋め込まれているカードです。

マイナンバーとは

「個人番号」と書かれている左側に12桁の数字が有りますが、これが「マイナンバー」です(もしくは個人番号とも呼ばれています)。
他にも「氏名」や「生年月日」なども記載されています。
左下のQRコードを読み取ると、マイナンバーが表示されます。

カードリーダーにマイナンバーカードをセットしたところe-Taxでは、マイナンバーを打ち込むのではなくて、このカードをFeliCa読み込み用ICカードリーダーに乗せて、オンラインで認証します。

個人番号カード裏側には写真が貼られています。
この写真はマイナンバーカード申請時に提出するか、オンラインでアップロードします。
※申請方法は後で詳しく紹介します。

住民基本台帳カードは?

住民基本台帳カード以前使用されていた「住民基本台帳カード」は平成27年を持って廃止されました。
2003年から発行が始まり、様々な認証に使えるようになる!と満を持して始まった「住民基本台帳」ですが、結局、確定申告に使える程度で終了してしまいましたね・・・。
発行枚数も900万弱だったそうです。

通知カードとマイナンバーカードの違いは?

通知カード 表面マイナンバーカードは申請しないと発行されません。
そういえば何か届いていたな?というのは、こちらの「通知カード」と呼ばれるものです。
こちらは「磁気」も「FeliCa」も搭載されていない、紙のカードです。
確定申告をしない人はこちらのカードだけで済んでしまうので、「マイナンバーカード」は欲しい人だけに発行するシステムになっています。
また、「マイナンバーカード」を取得するには、この「通知カード」と通知カードに記載されている「申請書ID」が必要です。なのでなくさないでください。

マイナンバーとは「通知カード」には「マイナンバー(個人番号)」がちゃんと記載されています。
オンライン認証をしないのであれば、この通知カードを切り取って持っていればOKです。

また、「マイナンバー」は忘れないようにスマホなどの自分の連絡先などに控えておくといいでしょう。
今のところ、このマイナンバーが他人に知れ渡っても、本人になりすまされる事はありません。

通知カードをなくしてしまったら

通知カードをなくしてしまったら住んでいる場所の「市役所」もしくは「区役所」で再発行してもらってください。
この通知カードがないと、マイナンバーカードがもらえません。

マイナンバーカード交付申請するには

マイナンバーカードを取得するには、「個人番号カード交付申請(こうふしんせい)」をする必要があります。

交付申請に必要なもの

申請書ID

先ほど紹介した「通知カード」の下に記載されている23桁の「申請書ID」が必要です。

顔写真

写真は証明写真でOK自動車の免許書と同じで、写真が必須です。
証明写真(縦4.5 x 横3.5センチ)でOKですが、お金がかかるのが嫌だ。という人は、スマホやPCから申請すればOK。
スマホやデジカメで撮影した写真で申請できます。
ちなみに私は自動車の免許をスキャナーでスキャンし、トリミングしてパソコンで送信しました。

写真は

と言った条件があります。
また、スマホやPCからアップロードする場合は、ファイル形式が「JPEG」で、ファイルサイズが20KB~7MB。
幅480~6,000ピクセル。高さ480~6,000ピクセルと言った条件が追加されています。
画像編集ソフトで加工された画像は受付できない場合があります。

スマホやパソコンで交付申請するには

無料で手軽、24時間申請ができるパソコンやスマホで交付申請する方法を紹介します。パソコンやスマホがない人は、あとで紹介する郵送して交付申請する方法を参考にしてください。

QR対応カメラアプリスマホの場合は、「QR対応カメラアプリ」をインストールしておいてください。

QR対応のカメラアプリで読み込むスマホのQR対応カメラアプリを立ち上げたら、「通知カード」に記載されているQRコードを読み取ります。

QRで読み込んだURLをタップ表示されたURLをタップします。

個人番号カード交付申請個人番号カード交付申請」のページが表示されました。
パソコンからアクセスする場合は、個人番号カード交付申請を開いてください。

利用規約にチェック「利用規約」に目を通し、2箇所にチェックを入れ、「確認」をタップします。

申請書IDが記載されているQR対応カメラで開いたページの場合は、すでに「申請書ID」が入力された状態になっているので、このまま下にスクロールします。

パソコンからアクセスする場合や、QR対応カメラアプリがない場合は、「通知カード」に記載されていた「申請書ID」を入力してください。

名前とメールアドレスを入力そのまま下にスクロールすると、「メール連絡要氏名」が表示されるので、名前と受信可能なメールアドレスを入力します。
メールアドレスは同じものを2回入力してください。

続いて下にスクロールしていきます。

画像認証を入力不正プログラムによるいたずら防止の「画像認証」があるので、画像に書かれている英数字を入力します。
読みにくい場合は「更新」をタップしてください。

「確認」をタップします。

登録をタップ入力した「申請書ID」と「メール連絡用氏名」、「メールアドレス」が表示されるので、間違いがないか確認し「登録」をタップします。

メールアドレス登録完了「メールアドレス登録完了」の画面になります。

URLをタップ登録したメールアドレスに、URLが記載されたメールが届くのでこのURLをタップします。

認証番号を入力「認証番号入力」という画面が表示されます。
この認証番号と言うのは、先程登録したメールアドレスに届く4桁の数字です。

認証番号が届くメールを確認してみると、4桁の認証番号が記載されていたメールが届いていました。
この認証番号を先程の画面に入力します。

顔写真の登録顔写真登録の画面になります。
このまま下にスクロールしていきます。

ファイル形式はjpegのみアップロードできるファイルの条件などが書かれています。
iPhoneなどスマホで撮影した写真ももちろんアップロードできます。

「アップロード」をタップします。

写真またはビデオを撮るをタップiPhoneの場合、このような画面になるので、「写真またはビデオを撮る」をタップします。

すでに写真を撮影している場合は、「フォトライブラリ」をタップします。

インカメラに切り替えるなお、インカメラ(画面側にあるカメラ)に切り替える場合は、ここをタップします。

自撮り自撮りでかまわないので、白い壁などをバッグにして撮影します。

アップロードが完了しましたアップロードが完了しました。

アップロードされた写真アップロードされた写真が表示されます。
これで良ければそのまま下にスクロールします。

3つにチェックを入れる「最近6ヶ月以内に撮影された写真である」
「正面、無帽(むぼう)、無背景である」
「その他の顔写真規格を満たしている」
の3つにチェックを入れ、「登録」をタップします。

生年月日の入力

生年月日を入力し確認をタップ生年月日を西暦で入力します。
一桁の数字の場合は、最初に「0」をつけます。

下の「上記の申請内容に、誤りはありません」をチェックし、③の「確認」をタップします。

最終確認

申請情報確認今まで登録した内容やアップロードした写真が表示されるので、確認をします。

電子証明書発行希望有無はチェックしない一番下にある「登録」をタップします。
なお、「電子証明書発行希望有無」の「署名用電子証明書 不要」「利用者証明用電子証明書 不要」の2つは、絶対にチェックをしないでください。
ここにチェックをしてしまうと、e-Taxで使えなくなってしまいます。

申請情報登録完了これでマイナンバーカードの申請登録が完了しました。
お疲れ様でした。

マイナンバーカードが出来上がると

マイナンバーカード完成通知ハガキしばらくすると(私のときは2ヶ月ぐらいかかりました)、市役所(もしくは区役所)からこのようなはがきが届きます。
この葉書と先程の「通知カード」などをもって市役所に行くとマイナンバーカードと引き換えてくれます。

マイナンバーカード作成にどれくらいかかる?

私の頃は2~3ヶ月(よく覚えていませんが・・・)ぐらいかかった気がします。が、マイナンバーカード総合サイトを見ると、2~3週間ではがきが届くようです。
e-Taxには締め切りがある(3月15日23時59分59秒)ので、なるべくはやめに申請しておく必要があります。

市役所・区役所にマイナンバーカードを受け取りに行くへ進んでください。

郵送して交付申請するには

個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行申請書

通知カード 裏面先ほど紹介した「通知カード」には、「個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行申請書」も一緒になっているので、切り取り線をはさみかカッターで切ります。
「通知カード」の方は大切にとっておいてください。

電話番号を記入する

通知カードを切り取る「個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行申請書」の表側にはほぼ必要な記載事項が入力済みなので、連絡が取れる自分の電話番号を記入します。
自宅の電話番号でもいいし、携帯電話の番号でもOKです。

写真と申請日と名前を記入裏側の「申請日」と「申請者氏名」を入力。
名前の右横の「印」にはハンコを押します。

「顔写真貼付欄」に、顔写真を貼ります。証明写真で構いません。

必要事項を書き込むこんな感じ。

通知カードには「個人番号カード交付申請書」を入れて送信できる封筒も一緒に届いているので、その封筒に入れてポストに投函します。

マイナンバーカード完成通知ハガキマイナンバーカードが出来上がると、このようなはがきが届きます。
出来上がりまで2~3週間かかるようなので、余裕を持って申請してください。

市役所・区役所にマイナンバーカードを受け取りに行く

必要なもの

個人番号カード交付・電子用名所発行通知書 兼 照会書

裏に名前と住所を書く申請後しばらく待っていると、このような通知書が届きます。

裏側の「回答書」に取りに行く日付を記入し、「本人の住所」に自分の住所。
「本人の氏名」に自分の名前を記入し、ハンコを押します。

通知カード

通知カード 表面マイナンバーカード申請時に使用した「通知カード」が必要です。

本人確認ができるもの

免許証や保険証など本人確認が出来るものを持っていきます。

住民基本台帳カード

住民基本台帳カードを取得している人は、返却します。が、返却しなくても大丈夫です。

暗証番号の設定

市役所の受付市役所(もしくは区役所)に行き、受付を済ませると専用の窓口に案内されます。
申請する人は意外と少ないらしく、私のときは誰もいませんでした。

個人番号カード・電子証明書 設定暗証番号記載票マイナンバーカード発行時には、

①住民基本台帳用暗証番号
②券面事項入力補助用暗証番号
③利用者証明用電子証明書暗証番号

④署名用電子証明書暗証番号

の4つの暗証番号を設定する必要があるのですが、①②③に関しては4桁の数字で同じものになります。

e-Taxで必要になるのは、④署名用電子証明書暗証番号で、6文字以上16文字以下の英数字で設定する必要があります。
この「署名用電子証明書暗証番号」は、5回連続で間違えるとロックが掛かり、市町村の窓口に行かないとロックを解除できないので必ず忘れないようにメモしておいてください。
この画像のように、「個人番号カード・電子証明書 設定暗証番号記載票」がもらえるので設定時に書き写しておいてください。

なお、④署名用電子証明書暗証番号は、大文字小文字の区別はありません。
また、各暗証番号は窓口のパソコンのディスプレイをタッチして入力します。

マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった場合

マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった場合、市町村の窓口に行き暗証番号の再設定を行います。

交付

その後、窓口からいろいろな説明を聞き、20分ぐらいで帰れます。

個人番号カードこちらがマイナンバーカードです。個人番号カードとも呼ばれます。

個人番号カード 裏面裏側はこのようになっています。

マイナンバーカードの有効期限

マイナンバーカード自体の有効期限

マイナンバーカードには2つの有効期限が有ります。1つはマイナンバーカード自体の有効期限。
これは写真を貼っているので、10年も経過すると顔がだいぶ変わってきてしまうので写真の更新の意味での期限ですね。
発行の日から10回目の誕生日までになります。

この有効期限が来たら、カード自体を新しく作り直します。

署名用電子証明書及び利用者証明書

もう一つは、署名用電子証明書及び利用者証明書の有効期限。こちらは5回目の誕生日までとなっています。

こちらの場合は、カードに保存された電子証明を書き換えるだけなので、市町村の窓口に持っていき、中身を書き換えるだけです。

どちらも遠い先の話になるので、スマホのカレンダーなどに登録しておくといいかも。

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投稿日:2017/02/11 00:08:56
更新日:2017/02/11 00:08:56

 

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