e-Taxで消費税の申告の仕方

e-Taxでは消費税の申告も出来ます。今回はe-Taxを使って消費税の申告書を送信するまでの過程を画像で紹介します。

e-Taxで消費税の申告の仕方

更新日:2019/03/03 15:49:28 twitter Facebook はてブ LINE

e-Taxでは確定申告だけでなく、消費税の申告も出来ます。確定申告の送信が終了したら、そのまま消費税の申告もしてみましょう。
このページでは、e-Taxを使った消費税の申告方法を画像を交えて紹介します。
ただし、消費税を申告するにはいろいろな準備が必要です。予め以下のページを参考に準備をしておいてください。

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消費税を申告するための準備

e-Taxを使った消費税の申告方法

あらかじめ確定申告を済ませておいてください。

作成開始をクリック国税庁の「e-Tax」のページを開き、右上にある「作成開始」をクリックします。

作成開始e-Taxでは途中で作業をやめて、データを保存し、別の日に保存したデータから続きを行うことも出来ます。
今回は新規に作成していくので、「作成開始」をクリックします。

e-Taxで提出する「e-Taxで提出する」を選択します。
なおこのまま進めていっても、最終的に紙に印刷して直接税務署に提出することも可能です。

マイナンバーかIDとパスワードかマイナンバーによる個人認証を使うか、ID・パスワードでサインインするか選択します。
なお、ID・パスワードを使うにはあらかじめ税務署でIDとパスワードを発行してもらう必要があります。

今回はマイナンバーカードとカードリーダー方式(今までの方式)で申告してみました。

消費税を選択その後、カードリーダーを使えるようにするドライバーなどの設定を済ませると、このような画面になります。詳しくはICカードローダライターのセットアップを参考にしてください。
「消費税」をクリック。

条件判定等「基準期間」とは、課税売上高が1,000万円を超えた年です。個人事業主の場合、課税売上高が1,000万円未満の場合は消費税を納める必要がない免税事業者となります。(1)には、1,000万円を超えた年の「課税売上高」を入力します。

(2)は、「簡易課税制度」を選択している場合は「はい」を選択します。簡易課税制度については消費税の簡易課税と本則課税の違いとはを参考にしてください。
なお、簡易課税制度を申請している場合は、自動的に上のほう(条件判定等)に「提出あり」と表示されるようです。

(3)は、帳簿(会計ソフトなど)に入力している金額が税込みなのか、税抜きなのかを選択。

「次へ」をクリックして進めます。

事業所得(営業等)がある「事業所得(営業等)がある」にチェックを入れます。
その他の収入がある場合は、それぞれにチェックを入れます。

事業区分を選択「事業所得(営業等)にかかる事業区分」で該当する事業区分にチェックを入れます。私の場合は「第5種事業」になります。
自分の業種が何に該当するかは、ネットで検索するか税務署に聞きに行けば教えてくれます。

所得区分ごとの売上金額等の入力売上金額を入力します。「売上額等を入力する」をクリックします。

売上金額を入力「売り上げ(収入)金額(雑収入を含む)」に、売上金額を入力します。

なお、アドセンスは平成27年より「うち不課税取引」になりました。(それまでは「うち免税取引」だった)

事業 営業等の収入金額「売上金額」とは、申告書の「収入金額等」にある「営業等」に記載されている額です。

給与は消費税対象外なお、給与所得は消費税が課税されないので、入力する必要はありません。

入力された売上金額の合計「入力された売上(収入)金額の合計は」に金額が入力されます。
「次へ」をクリック。

中間納付税額等の入力「中間納付税額等」とは、「中間申告書の提出が必要な事業者は、個人の場合は前年、法人の場合は前事業年度(以下「前課税期間」といいます。)の消費税の年税額が48万円を超える者です。」
今回初めて消費税を申告するので、ここは記入なしでOK。
次へ進みます。

消費税の計算「簡易課税制度」を選択してると、自動的に納めるべき消費税の金額が計算されます。
次へ進みます。

納付について消費税の納付方法が表示されます。私の場合は所得税を銀行からの自動引き落としにしているので、そこから引き落とされるようです。

コンビニやクレジットカードでも支払いは可能ですが、クレジットカードだと手数料がかかるので注意。

申告書を提出する税務署申告先の税務署や自分の名前や住所、マイナンバーなどが表示され(入力済み)るので、確認し、次に進みます。

免税の届出書の作成私の場合は、1000万円を超えたのは1年だけだったので、再び免税事業者に戻ることができました。どうやら「消費税の納税義務者でなくなった旨の届出書」もオンラインで提出できるようです。
「作成する」にチェックを入れて次に進みます。

納税義務者となった日「納税義務者となった日」を入力します。これは消費税課税事業者届出書に記入した日付ですね。

それとe-Taxで送信する日付も入力します。

届け出に記載した日付消費税課税事業者届出書の「適用開始課税期間」。

確認する帳票の選択今まで入力した帳票をPDFでダウンロードします。すべてにチェックが入っていることを確認し、「帳票表示・印刷」をクリックします。

PDFを保存適当な場所にPDFをダウンロードします。

次へ進むここで入力データを保存しておきます。「入力データを一時保存する」をクリックして保存しておきます。
次へ進みます。

送信する帳票の選択喪神する帳票を選択します。このままでOK。
次に進みます。

電子証明書の読み取りカードリーダーをパソコンに接続し、マイナンバーカードをセットします。次へをクリック。

公的個人認証 著名用パスワード「公的個人認証 署名用パスワード」を入力します。こちらは6~16桁のパスワードのほうです。
なお、このパスワードを忘れると、役所(市役所、区役所や町役場など)に行ってパスワードを初期化しないといけません。

電子証明書の内容 その1パスワードが正しいとこのような画面になります。
次へ進みます。

リーダーにマイナンバーをセットリーダーにマイナンバーがセットしてあることを確認し、「送信」をクリックします。

送信結果の確認 その1送信が完了しました。「受付結果」をクリックします。

届書送信へ進むこのように表示されれば正しく送信されました。
なお、私の場合は消費税を納めなくてもいい免税事業者になる届け出もこの後に同じような手順で送信しました。

データを保存する申告書を喪神した後の作業についてが表示されます。
ここでもう一度入力データを保存しておきます。
また、消費税の納付方法についての注意書きなどが表示されます。

終了するこれでe-Taxによる消費税の申告が完了しました。
e-Taxのメリットは家に居ながら(税務署の2~3月はものすごい混んでいる)申告できる点と、記入ミスなどがあってもそのまま最初からやり直せば、記入ミスのデータを上書きしてくれるので、何度でもチャレンジできる点。

なので私のように初めての消費税申告の人でも、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。

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投稿日:2019/03/03 15:20:42
更新日:2019/03/03 15:49:28

 

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