燃費向上 ガソリン代を節約

私が実際に試して30%燃費が向上した運転テクニックを紹介します。この節約ドライブになれると、イライラしなくなるし、スピードも出さなくなって違反も激減。おすすめです。

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燃費向上 ガソリン代を節約

2010/08/22 00:23

1リットルあたり14キロ追記 最近、毎回毎回給油する時に、リッターあたりの走行距離を計算しているんですけれど、最近は13~14キロになりました。
今回、見事14キロ/リットルきっかりになりました。

リーマンショックが起こる前、2008年の夏、ガソリン価格が急騰し、一時は200円台に突入するかの勢いを見せました。
それまで100円台前半だった価格は、2倍になろうかという価格上昇で、連日ニュースで騒がれていました。
私は車通勤だったんですけれど、交通費が支給されない会社に勤めていて、この価格上昇は他人事ではすませられない問題でした。

ちょうどそのころ、エコ運転も注目された時期で、私は早速エコ運転を実践し、どれくらい燃費が向上したかガソリンを入れるたびに燃費を計算し記録していました。
すると、それまでより約30%も燃費を向上させることができました。
それまでは、1リットル当たり10キロちょいの燃費だったのですが、エコ運転を実施したところなんと13キロまで向上したのです。
これは一か月の燃料代が1万円かかっていたとすると、8千円弱で済んでしまう計算になります。
1年間で3万円近くもの金額を節約できることになります。

燃費を向上させる運転・テクニックとは

速度を控える

最も燃費を向上させるエコ運転は、速度を控えることです。
私は毎日2車線の国道を利用して通勤しているんですけれど、追い越し車線(2車線のうち右車線は追い越し車線になります)を走行する車は、たいてい制限速度+20~30キロで走っています。
おそらく99%近くの車両が、制限速度超過だと思うんですけれど、制限速度程度、もしくは飛ばしても制限速度+10キロで走ってみてください。
燃費が一気に向上します。

教習場で一般道では40キロ。高速では80キロで走行すると最も燃費がいい。という話を覚えているかもしれませんが、これはスピード超過させないための脅しでも何でもなく、科学的な統計に基づいた理論のようです。
特に高速道路で100キロ以上を出すと風速の影響で一気に燃費が悪くなるそうです。
自転車をこいでいても、風が強い日の向かい風は、同じ距離を走るのも苦労しますが、車でも同じです。
車の方が面積が広いため、風速の影響は自転車のそれとは比べ物にならない負荷になると思います。

はじめのうちは遅く走るのに慣れずに、スピードメーターを気にしながら走ってイライラするかもしれませんが(ちょうど教習場で教習を受けている時のように)、慣れてしまうと自然と度お路に合わせた適切な速度で走れるようになるでしょう。
スピード違反で捕まる事もなくなるし、まさに一石二鳥。

私は運送会社に勤めているんですけれど、私が走っているコースを私が休みの日に同僚が走る事になっているのですが、だいたい180キロぐらいを11時間程度かけて配送するコースで、私が走るとだいたい1回あたりの消費した燃料が30リットル。
ところが、同僚が走るとなんと40リットルもかかるんです。
初めは何かの間違えかな。と思っていたんですけれど、2~3カ月チェックをしたところ、本当にそれくらい差が出る。1日当たり10リットルの差です。
同僚は狭い道でもかなりのスピードを出すので、速度をちょっと控えるだけでこれだけ違うのか。と驚いた経験があります。
会社に帰ってくる時間も確かに彼の方が早いんですけれど、それでもせいぜい15分程度。
現在軽油は1リットル当たり105円ほど。
同僚が走ると1日当たり1000円近くも燃料代が余計かかるんですね。

飛ばしても遅く走ってもかわらない

昼間一般道を走ると、走行時間の約半分は信号等で停止している時間と聞いたことがあります。
以前、通勤時間に走行時間と走行距離から平均速度を計算した事があるんですけれど、なんと平均速度16キロでした。

カーナビを付けている人は分かると思うんですけれど、目的地を設定すると、予想到着時間が表示されますが、結構あれって正確なんですよね。
つまり速度を何キロ出そうが、信号につかまってしまうので結局はそれほど変わりがないんです。
私の会社には目いっぱい速度を出して走る同僚が多数(ほとんどの同僚がそうなんですけれど)、車の隙間を縫って車線を変えながら走行するぐらいあわただしい運転をしているんですけれど、積込み場所(会社から50キロ離れた場所にある)に到着するまで、私と2~3分ぐらいしか変わらないんですよね。
他の同僚も私がゆっくり走っているのを知っているので、たまに目的地の少し手前の信号待ちをしていたら、すぐ後ろに私がいてびっくりする人が多いんですけれど、ほんと何キロ出そうがそれほど変わらないんですよね。

仕事によっては夜中配送する時があるんですけれど、静岡から神奈川の約100キロ程度の道のりで、同僚たちと同じ時間に出発するんですけれど、その時間、どの車も1号線や246号線を90キロぐらいで走っていますが、目的地に到着するまでせいぜい15分程度しか違わないんですよね。
夜中のすいている時間ですら、信号につかまる時間を考えるとそれほど差が出ないんですね。

ゆっくり発進

エコ運転でよく言われるのが、車を発進させて時速20キロメートルに達するまでに5秒かけると燃費が向上する。というのを聞いたことがあると思いますが、これも効果抜群。
慣れないとやっぱり難しいんですけれど、慣れればスピードメーターを見なくても自然にゆっくり発進ができるようになります。
で、このゆっくり発進になれると相乗効果としてあまり飛ばさなくなります。
急加速をしたり、速度を出し過ぎたりすると「あぁ、燃料が無駄に消費される…」と思うようになるんですね。
それまでは遅い車の後ろに付いたり、渋滞に巻き込まれるとイライラしていたんですけれど、このゆっくり発進+ゆっくり速度になれると、不思議とイライラする事が無くなりました。

感覚としては、交差点を曲がる時の感覚で発進すると、だいたい20キロになるまでに5秒ぐらいかかります。

よく、みんながみんなゆっくり発進をすると渋滞が増えて余計CO2排出量が増える。なんて言う人がいますが、全ての発進でゆっくり発進をしろ。というのではなく、その辺は臨機応変に。
それよりも前の車をあおって、アクセルを踏んだりブレーキを踏んだりあおり運転の方がはるかにCO2排出量は多いし、事故にもつながります。
先ほども書きましたが、50キロで走ろうが70キロで走ろうが到達時間はそれほど変わりません。
それだったらガソリン代が安い方がいいと思いませんか?

冷房をオフに

私は暑いのが大嫌いで、家にいるときは冷房は必須で、夏場になると部屋にいるときはほぼノンストップでかけっぱなしだったりするんですけれど、車の冷房はエンジンの動力を利用してコンプレッサーを回しているので、エアコンを付けると10%程度燃費が落ちるというのを聞いたことがあります。
確かにエアコンを付けるとガクンという衝撃とともに速度が落ちたり、急な坂道を登るのがいっぱいいっぱいになったり。

ちょうどガソリン代がピークを迎え出したのが2008年の8月ごろでした。
1リットル当たり200円を突破するんじゃないか。というぐらいの勢いがありました。
そこで、思い切ってエアコンを切って運転する事にしました。
暑さが苦手な私でしたが、窓を全開にして走るとそれなりに風が入ってきて、多少我慢すれば耐えられそうでした。
それ以来、よほどのことが無い限り一人で運転する時は、なるべくエアコン(冷房)をつけないようにしました。
これで厳しい夏の暑さの中でも、燃費を30%向上させたまま維持する事が出来ました。

窓が曇らないように

車の冷房は、たんに室内温度を下げるだけでなく、ガラスの曇り止めの効果もあります。
雨が降っている時などは、ガラスが曇ってしまう事があるのですが、エアコンをオンにするとガラスの曇りが消えます。
ただ、ガラスの曇り止めの為だけにエアコンをつけるのももったいなかったので、ガラスに曇り止めを塗る事にしました。
結構これが効果的で、一度塗ると1~2ヶ月は曇らなくなるので、エアコンも必要なくなります。

アイドリングストップ

もっとも簡単な燃費向上対策として、アイドリングストップが挙げられます。
先ほども書きましたが、運転時間の半分近くが停車時間とも言われているので、停止するたびにエンジンを切っていた方が燃費が向上するのは当たり前といえば当たり前。
ただ、エンジンを始動させるためセルモーターを回すのに電力がいるので、アイドリングストップをしてもそれほど効果が無い。なんて言われていますが、実際にはセルモーターを回すための電力は、5秒間のアイドリングに匹敵するそうで、信号のような1分程度ストップする場合なんかは実際にはエンジンをストップさせた方が燃費が向上するようです。

注意しなければならないのは、バッテリーが弱くなった自動車の場合、エンジンがかからない可能性もなくはないので注意する必要がありますが。

信号のたびにエンジンを止めていたら、いくら燃費が向上してもめんどくさくてしょうがない。
なので、私は車を始動させたらすぐに発進し、目的地に着いたらすぐにエンジンを止めるようにしました。
よく、エンジンをストップさせるときに、一度アクセルを吹かす人がいますが、以前勤めていた運送会社の上司に、アクセル一回の吹かしで消費する燃料はスプーン一杯に相当するし、エンジンをふかしたからといって発生するメリットはない。と注意されたことがあります。

冬場暖気運転(停止)をする人がいますが、最近のエンジンは性能が向上したため、暖気運転は必ずしも必要ありません。
それよりも低走行での暖気運転の方が望ましいといわれています。
私の場合、国道に出るまで1キロ弱の住宅地が続くのですが、この間、低速度での走行で国道に出るまでに水温計が上がるので、エンジンをかけると同時にすぐにスタートするようにしています。
冬場はフロントガラスに霜が付いてしまうんですけれど、お湯でなくても水をかければすぐに溶けるので、わざわざ暖房が利くまで待つ必要もありません。

トラックなんかはガソリン車と比べてエンジンの温度が上がりにくいんですけれど、暖気運転をしなかったからといって壊れやすい。という経験はありませんね。
みんなエンジンを始動させると同時にすぐに出発していますが、40万キロを超えてもエンジンは正常だし、10年以上のっているトラックも多数あります。
「暖気運転=車の寿命を長持ちさせる」
という図式にはならないようです。

ギアをセカンド・ローに入れる

学生時代、お金が無かったので何とかガソリン代を減らすために、坂道ではニュートラルに入れてエンジンの回転数を上げないようにしていました。
もちろんこんな行為は自殺行為そのもので、危険極まりないんですけれど、最近のオートマチックは、ギアをセカンドに入れ、アクセルを離すとエンジンに燃料が供給されない仕組みになっているそうです。
なので、坂道や信号が赤に変わって減速しなければならない時なんかにセカンドに入れるようにしています。
とある調査では、減速する時にセカンドに入れる走行と、入れない走行で20%程度燃費に差がついた。なんて結果が出たらしいので、結構お勧めです。
ただし、車によってはセカンドに入れるつもりが簡単にローに入ってしまうクセがあるので、注意して下さい。
ローに入るとかなりきついエンジンブレーキがかかるので、20キロ以下でないと急ブレーキがかかった状態になり、最悪事故を起こす場合も(ブレーキランプがつかないため)。

ヘッドライトを消す

上記の「速度を控える」「ゆっくり発進」「冷房を控える」「アイドリングストップ」の4つで十分燃費が向上しますが、私の場合、信号で停止した時はヘッドライトを消すようにしています。
意外とあのヘッドライトって消費電力が高いので、乗車時間の半分が停止時間とすると、トータルでわりと電力の節約ができるんじゃないかと思っています。

以上が私が実践しているエコ運転というか、燃費向上のためのテクニックです。
実際に実行前と実行後では、1リットル当たりの走行距離が30%増えたので、ぜひ実践してみることをお勧めします。
特に速度を控えることは、スピード違反を避けられるだけでなく、事故防止にも繋がるでしょう。
何よりイライラしなくなります。

地球にやさしいだけでなく、自分自身にもやさしいエコ運転。

 

【 うめ 】 2013/02/25 19:28

勉強になりました。